前回までの記事は以下から。
さて、ここからラスト3対決、白組さだまさしさんから再開。
今回は新曲「キーウから遠く離れて」を披露したんだけど、これはちょっとコメントしづらいな。
歌詞から想像するに、さださんの視点がどこにあるかは何となく分かったけど、戦争ってそんな単純なもんじゃないからね。
地球から月を見ると月が回っているように見えるけど、月から地球を見たら地球が回っているように見える(はず)からね。
もう一つ言うと、世界地図では北が上ってことになっているけど、宇宙全体で見た場合もしかしたら下かも知れない。
そんなふうに、視点を変えてみると全く違って見えるわけで、単純にどっちが正しいなんて分からないでしょ。
対する白組は戸田恵子さん、今回も「強がり」を披露。
この曲も毎年同じでもいいかな、「春夏秋冬」や「愛のメモリー」と同じカテゴリーだね。
次の紅組は初登場、山本譲二さんがバックに ukka を従えて「みちのくひとり旅」を披露。
演歌歌手の後ろでアイドルが踊るのって本家の紅白でもよくあるよね、ももクロもかつて細川たかしさんの後ろで踊ってたっけ。
こうやって自らの知名度を利用して若手を売り出してくれるとかありがたいよね、歌は歌えなくとも露出することにはそれなりの意味はある。
白組は西川貴教さん、ももクロとのコラボで「鉄血†Gravity」。
今やももクロは西川さんからは絶大な信頼を得てるよね、自信が開催するイナズマロックフェスでもトリを任せるくらいだし。
次はいよいよトリ、紅組の松崎しげるさんが定番の「愛のメモリー」を披露。
松崎さんの歌唱後に百田さんが、歳を重ねる度に曲の印象が変わるみたいなことを言ってたよね。
そういう人も少なからずいるから毎年同じ曲を歌うことにもちゃんと意味はあるってことだよね、やっぱりマンネリなんて言っちゃいけないと思うよ。(思うのは個人の自由だけどね)
そういえば松崎さんの歌唱前にMCがあって山本譲二さんとukkaがいたんだけど、そこでのやり取りを受けての玉井さんによる松崎さんの紹介が素晴らしかった。
山本さんはukkaから「ジィジ」と呼ばれてる(呼ばせてる?)らしいけど、それならももクロも「ジィジ」と呼ばせてほしいと言って快諾を得ていたよね。
その流れで松崎さんを「ももクロの黒ジィジ」と言ったのが秀逸、あの場で咄嗟に思いついたのかあらかじめ考えていたのかは分からないけど、即座に取り入れるセンスには感心してしまった。
そして大トリは今回も五木ひろしさん、今回は「山河」を披露。
このももいろ歌合戦おける五木さんの存在は本当に大きいよね、ネット上での評価、感想も好意的なものばかりだった。
面白いものだよね、五木さんに限らずあっちではマンネリだの見飽きただの言われていた人が大絶賛されるんだから、ところ変われば品変わるってことか。
決して批判したいわけではないんだけど、そういう評価をさせてしまったのは使う側、作り手側の問題じゃないのかな。
料理と一緒でどんなに良い食材(タレント)を使ったって、料理人次第で味は変わるんだよね。
それにしても、あっちで干された(あるいは呼ばれない)人たちがこっちでは輝きを取り戻したように高い評価を得るなんて、まるで”野村再生工場”みたいだな。
(チーム)ももクロは芸能界のノムさんといったところかね、そのうちこのももいろ歌合戦がきっかけで再ブレイクする人も出てくるんじゃない?
全ての対戦が終わって結果発表、今回は高城れにさんのいる白組が勝利。
以前の記事でも書いたけどこの結果は予想できたよね、実質的には氣志團の時点で決まったと思う。
その後の優勝旗贈呈で、ちょっとした異変(?)があった。
この役目はずっとももクロのマネージャー、プロデューサーである(あった?)川上アキラ氏がやっていたんだけど、今回は水前寺清子(チータ)さんがソフトバンクホークスの石川柊太投手のサポートのもと行ったんだよね。
今回の歌合戦では前年までとは違う点が見受けられ、それに対してボクには多少の違和感があったんだけど、この光景を目にしてその理由が分かった(ような気がする)。
川上さんがあの場にいなかったということは、この歌合戦の企画、構成に関して直接的にはタッチしていないのかも知れないね。
アイドルメドレーのところでも指摘したけど、何となくバランス感覚に欠けているように思えたのはそれが原因ではないのかな。
今までは出てきた企画案を川上さんが大所高所から俯瞰してバランスを取っていた、そんな気がするんだよね。
念のため誤解のないように断っておくと、これはあくまボク個人の感想、推測であって事実ではない。
こういうのが”伝言ゲーム”で誤って広まるのはイヤなのよね、ボク自身は事実と個人の感想はちゃんと分けて書いているので。
優勝旗の贈呈が終わり、チータさんによる「三百六十五歩のマーチ」でノーサイド。
これも恒例、ここから「行くぜっ!怪盗少女」で年またぎするところまでがセットだね。
ここもまだ規制の関係かステージ上の人数が少なくてちょっと寂しい、次こそはフルスペックでステージいっぱいに人がいる画が見たいところ。
歌合戦の後はももクロライブ、今回は「L.O.V.E」「今宵、ライブの下で」「走れ! -ZZ ver.-」の3曲。
もっとももクロライブを観たいって人もいるだろうけど、ここまで既に7時間以上やってるんだよね。
しかもももクロはホスト、MC 、演者としてフル回転してるんだから、ここからさらに1時間、2時間とかやるとかはさすがに酷ってもんでしょ。
あと、「生さだ」にも間に合わなくなっちゃうから0時半あたりまでが限界だろうね。
そんなこんなで第6回ももいろ歌合戦は終演、ボクはそのまますぐ隣の靖国神社へ初詣に。
参拝後は屋台で食事、その後は始発電車で帰宅、今回も充実した年越しだった。
次回記事は以下から。
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