アメフラっシ、いぎなり東北産、ukka、メジャーデビューについて考える

アメフラっシ、いぎなり東北産、ukkaの3組は、現時点ではまだメジャーレーベルと契約していないよね。

で、それぞれ過去にはメジャーデビューを目指すなんて発言もあった。

まあ、メジャーレーベルと契約してるっていうと、なんか一人前みたいなイメージはあるよね。

だから、そこを目指したい気持ちも分からなくはない。

メジャーとインディーズ、双方のメリット、デメリット

実際のところ、メジャーレーベルに所属することにはどれだけのメリットがあるんだろう?

メジャーレーベルに所属していれば、レコード会社が全国のCDショップに商品を送ってくれるよね。

それに、宣伝もある程度レーベルのほうがやってくれる。(売れないと彼らも儲からないからね)

そんなふうに、売るためのフォーマットがあるというのがメジャーレーベルに所属する一番のメリットだったんだよね。

ただ、その反面レーベル側の意見によって活動が左右されるという側面もある。

簡単に言っちゃうと、やりたくないことでもやらなくてはいけないケースが出てくるってことだね。

そしてもう一点、メジャーデビューできたからといってヒットが約束されているわけではないってこと。

意外とここをカン違いしちゃう人がいるんだよね、そこはあくまで一つのスタート地点でしかない。

これ、野球選手とかにもよくいるでしょ、プロに入ってから結果を残せなかった人の多くはこのタイプ。

それに対して、インディーズレーベルの場合はそれなりに販路を持っているケースもあるけど、メジャーとは予算規模が違う。

インディーズのメリットと言えば、やっぱり自由度だよね。

基本的に自分たちのやりたい音楽がやれるし、新曲発売のペースなんかも自分たちで決められる。

メジャーとインディーズ、どっちがいいの?

上記のように双方のメリット、デメリットを考慮した上で、メジャーとインディーズどちらがいいのか?

露出度的にはメジャーレーベルのほうが有利だよね、CDを中心にビジネスを展開するならメジャーのほうがベターと言えるかな。

ただ、配信が主流となった現在、CDでの販売に固執する必要があるのか?というのはよく考えなくてはいけないよね。

Negicco の「アイドルばかり聴かないで」は2013年の作品だけど、その時点でもう「普通の人は CDなんて もう買わなくなった」と歌っている。

Negicco アイドルばかり聴かないで 歌詞 - 歌ネット
Negiccoの「アイドルばかり聴かないで」歌詞ページです。作詞:小西康陽,作曲:小西康陽。(歌いだし)男の人はオンナのコより歌ネットは無料の歌詞検索サービスです。

余談だけど、「あのコとは デートとか キッスとか 結婚もできないのよ」とも歌っていたけど、三人とも結婚しちゃったよね。

これはすごいことでしょ、ファンから「裏切られた!」って言われないんだから。

こういう前例ができることで流れも変わっていくよね、ももクロが結婚したらその後は当たり前になっていくんじゃないかな。

話を戻すと、ドルオタ以外の人は今やCDなんて買わないってことね。

だから、ドルオタ以外から新規を引っ張ってこようと思うなら、違ったアプローチを考えなきゃいけないでしょ。

その上でメジャーとインディーズどっちがいいの?って考えると、メジャーだと広告費が豊富な分ネット上でも露出面で有利とは言えるかな。

でも、自由度を考えるとやっぱりインディーズのほうがいい。

ということで、あとはアーティストサイドがどう判断するかだよね。

追記:メジャーは広告費が豊富に使えると言ったけど、使った分は売り上げからきっちり徴収されるみたいだから、CD 1枚に対する実入りとしてはインディーズのほうがよかったりもするみたい。

だから、メジャーで数を売って売り上げの総額を増やすかインディーズで高い利益率を狙うかって話になるかな。

インディーズでの成功例

さて、インディーズというとマイナーなイメージを持つ人もいるかも知れないけど、実は全然そんなことはない。

メジャーレーベルというのは大手レコード会社のレーベルであって、インディーズは中小のレーベルっていうだけ。

だから、メジャーだから上手インディーズだから下手とかいったことはないしメジャーのアーティストのほうがインディーズよりも格上ってこともない。

飲食業界も、大手と中小では大手のほうが美味しいってことはないでしょ?何なら個人店のほうが美味しかったりするし。

そんなわけで、当然インディーズでの成功例もある。

沖縄出身のバンド、モンゴル800(モンパチ)やHYなんかは言われないとインディーズだなんて思わないよね。

「小さな恋のうた」は大ヒットした、モンパチはもともと「あなたに」がCMソングに起用されたことがきっかけで人気に火が付いたんだよね。

HYと言えばやっぱり「366日」だね、第4回ももいろ歌合戦にも出演してそこでは「AM11:00」を披露していた。

インディーズを選択するならプライベートレーベル

メジャーであれインディーズであれ販売を委託するわけだから、どうしたって利益はピンハネされるよね。

そいうったことも考慮すると、インディーズの中でもプライベートレーベルがいいだろう。

つまり、自分たちでレーベルを立ち上げるってことね、実入りはこれが一番いいはずだから。

ばってん少女隊はメジャーレーベルのビクターと契約していたけど、「BATTEN Records」を新たに立ち上げたよね。

ビクターから契約を打ち切られたのか自ら更新しなかったのか、どちらかは分からないけどボクはいい判断だったと思ってる。

ばっしょーは今 YouTube の広告を積極的に活用していて、その甲斐もあってか動画の再生回数が全体的に伸びているね。

中でも、「OiSa」は2021年4月19日現在で167万回再生されてる。

ばっしょーの動画で過去に100万回以上再生されたのは、アニメ「ドラゴンボール超」のエンディング曲に採用された「よかよかダンス」くらいでしょ。

他にないってことは、やっぱり「参考記録」なんだよね。

その後のブレイクにつながらなかった以上、タイアップ効果はそれほどなかったということになる。

それに対して「OiSa」は広告を使っているとはいえタイアップはないからね、純粋に楽曲とばっしょーの魅力が伝わったと考えていいんじゃないかな。

実際、有線でも注目曲にピックアップされてランキングでも最高で6位までいってたし。

OiSa

というわけで、ばっしょーのプライベートレーベル戦略は今のところ大成功、今後の動向に要注目だね。

「OiSa」収録のアルバム、「ふぁん」はこちら。↓

ばってん少女隊の「ふぁん」をApple Musicで
アルバム・2020年・12曲

新時代の選択肢 メジャーでもなくインディーズでもない!?

最後に一つ、どうしても紹介しておかなきゃいけないのが瑛人さん。

「香水」が大ヒットしたのは記憶に新しいけど、その時点では彼はインディーズレーベルどころか事務所にさえ所属していなかったんだよね。

現在ではエイベックスを親会社とするレーベル A.S.A.B(エイサブ)所属で事務所は「セツナインターナショナル」に所属(個人事務所?)みたいだね。

このレーベルは、エイベックスのサブブランド的位置づけになるのかな?

驚くことに、「香水」のヒットは一切の仕掛けがないらしい。

「TuneCore Japan」という、誰でも一定の手数料を払えば各種音楽ストアでのダウンロード販売や、ストリーミングサービスに楽曲を配信することができるプラットフォームを利用したとのこと。

そうしたサービスを通してリリースされたこの曲を知ったユーザーの誰かが、TikTok にカバー動画をアップしてそれがどんどん広まっていったというのがヒットに至る流れ。

アメフラっシ、いぎなり東北産、ukka が目指すべきは?

「香水」のような例は今後どんどん増えていくだろうね、もしかしたらそれがスタンダードになるかも知れない。

そうなるともうメジャーにこだわる理由はないよね、ということでアメフラ、東北産、ukka も「メジャー幻想」は捨て去ったほうがいいと思うよ。

とはいえ、べつに瑛人さんみたく完全自主製作にしろというわけではない、実際のところ今は瑛人さんだってレーベル所属なわけだし。

やっぱり、ばっしょーのようにプライベートレーベルを立ち上げるのがいいんじゃない?

その後はひたすら見つかるための仕掛けをすることだね、現時点で売れてないのは実力のせいじゃなくまだ見つかっていないだけだから。

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