この違い、分かりますか?
いきなりですけど、以下の中から一つだけ図形を選んでみてください。
さて、選べましたか?
では次、同様に以下の中から一つ図形を選んでみてください。
一番目の図形、すぐに選べましたか?
たぶん、すぐには選べなかったと思います。
そして、適当に(これといった理由もなく)どれかを選んだのではないでしょうか?
それに対して、二番目の図形はすぐに黒い丸が選べたと思います。
一つだけ違いますからね、色も形も。
何が言いたかったかというと、人は違いがよく分からないと気づかない、選べないってことですね。
このことを理解した上で、ちょっと考えてみてください。
あなたは(あなたのグループは)、他のアイドルさんと比べて違いが明確ですか?
もしもあなた(あなたのグループ)がまだ思うように売れていないとしたら、それはきっと他のアイドルさんと同じようなことをしているからでしょう。
そうは言われても、あなたは違うことをしていると思っているかも知れませんね。
確かに、髪型は個々に違ってたりしますよね、メンバーカラーによって分けているケースもあるでしょう。
でもね、ファン以外の人から見たらそういう違いさえ分からないと思うんですよ、たぶん。
実際、ボクでも AKB とSKE の違いが分かりません、乃木坂と日向坂の違いも分かりません。
なんなら48グループと =LOVE の区別もつきません、本人やファンの人たちは違うと思ってるんでしょうけどね。
それでも興味ない人からしたらそんなもんです、だからアイドルさん自身が思っているほど外の人には伝わっていないんですよ。
アイドルを捨てよう!?
あなたもきっと色んなアイドルさんが好きで、アイドルという職業も好きだと思います。
そんなあなたにボクが言いたいのは、今以上に売れたかったらアイドルを捨てましょうということです。
とは言っても、それはアイドルを辞めろということではありません、アイドルとはこういうものという固定観念を捨てましょうということですね。
例えば、アイドルはフリフリの衣装を着ているとかメンバーカラーがあるとか、キャッチフレーズがあるとかツインテールをしているとか、そういうイメージを持っていませんか?
そういうものに憧れてあなたもアイドルになったんだと思います、でもそれって他の大多数のアイドルさんもやってることですよね?
つまりそれは最初に示したピンクの星とおんなじです、だから選ばれないんです、気づいてもらえないんです。
今から約40年前、1982年は新人の当たり年で松本伊代さん、早見優さん、堀ちえみさん、石川秀美さん、シブがき隊など、たくさんのアイドルがデビューして人気となり、「花の82年組」と呼ばれて今でも第一線で活躍している人が多いです。
その中でも突出した実績を残しているのが小泉今日子さんと中森明菜さんで、この二人は別格のような感じで他の82年組の人たちとは分けて語られることが多いですね。
どうしてそういう扱いになるのかというと、他の人たちとは一線を画していたからでしょう。
それを物語るようなエピソードがあります、以下の記事をぜひ読んでみてください。
この頃から明菜さんは自己主張が強くなっていきました、衣装や振り付けなどほとんど自分で考えて自己プロデュースするようになっていったんですね。
その結果、当時のファッションリーダーとなり多くの同性ファンを獲得していってトップにまで上り詰めたんです。
そして、弱冠20歳にしてレコード大賞を受賞したんですね。
一方のキョンキョンは、事務所の許可も得ずある日突然髪をバッサリ切ってショートカットにしたなんてことがありましたね。
キョンキョンもそれ以降は事務所お仕着せのアイドル像を拒否して独自路線になっていきました、そしてそういう生き様が多くの同姓ファンを引き付けていったんです。
二人ともデビュー当初はフリフリの衣装だったし、髪型は当時流行りの聖子ちゃんカットだったんですよね。
それは他のアイドルさんもみんな同じ、それが当時のアイドル像だったんです。
そこをぶっ壊したからこそ、二人はカリスマになれたってわけですね。
でもそれは、松田聖子さんという当時のアイドル像の頂点的存在がいたからなんですけどね
そこには、上に行くためには同じことしてたらダメだったという事情もあったはずです。
だから、もしその時代に聖子さんがいなかったら、キョンキョンは分からないけど明菜さんは正統派アイドルになっていたかも知れません。
明菜さん、実は聖子さんに憧れていましたからね、きっと聖子さんのようになりたいって思ってたはずですよ。
ちなみに、キョンキョンはその後作詞も手掛けるようになったんですよね。
中でも「あなたに会えてよかった」は自身最大のヒット曲となりました、これはアイドル作詞の曲の中ではたぶん一番売れたんじゃないでしょうか。
「あなたに会えてよかった」は本当に名曲で、今でも色んな人がカバーしていますね。
一目で見つけてもらうためには
あなたは、下のアイコンを知っていますか?
これはギタリストの布袋寅泰さんのアイコンですね、ロックバンド BOØWY 時代からの代名詞です。
この幾何学模様はまだ BOØWY がブレイクする前、ギターを1本しか持っていなかった布袋さんが、他にもギターを持っているように見せるために、自分でペイントしたのが始まりです。
ある日、自宅で酔っ払った勢いで適当に一筆書きしたんだそうですよ。
そんな適当に描いたデザインがその後自分を象徴するアイコンになるなんて、その時には夢にも思わなかったことでしょう。
ちなみに、この布袋モデルのギターは日本で一番売れたとも言われています。
あなたのグループにも、あるいはあなた単独でも、一目で分かるようなアイコンがあるといいですね。
それがファッショナブルなものだとさらにいいですね、みんなが真似してくれるしグッズとして販売したら売り上げも上がりますから。
ということで、服とか帽子とかアクセサリーとか、何かオリジナルのものを考えてみるといいかも知れません。
奇跡が起こるメカニズム
ここまでに中森明菜さん、小泉今日子さん、布袋寅泰さんなどビッグネームを取り上げたので、もしかしたらあなたはビビッてしまったかも知れませんね。
私なんて全然すごくない、私はそんな人たちのようにはなれない、もしそう思ってしまったとしたら、今すぐその考えは捨ててください。
あなたが売れない一番の原因はそれです、そういう考えが成功を遠ざけてしまうんです。
人は必ず思ったとおりの自分になります、それは脳(無意識)がそのイメージどおりになるように行動を促すからです。
人見知りの人が積極的に話しかけられないのも、「私は人見知り」と思っているからなんですよ。
あなたがもし人見知りだとしたら、ももクロの高城れにさんとかいぎなり東北産の伊達花彩さんになったつもりで行動してみてください。(なり切ることがポイントです)
きっと、いつもより積極的に人に話しかけることができるでしょう。
そのことが実感できれば、思い込みが人の行動を縛っているということがよく理解できるはずです。
なので、私はドームでライブをするようなトップアイドルだとか、なりたい自分になったと思い込んでみてください。
実際にやってみると、最初のうちこそ違和感がありますけど、慣れるにしたがって自然と(無意識で)そういう人として行動できるようになります。
そうすると、不思議なもので周囲の人があなたをそういう人として接するようになっていきます。
その結果、あなたの夢を叶えるために必要な人が引き寄せられてきます。
奇跡と思えるような出会いって、そんなふうにして起こるんですよ。
そんな奇跡を起こすためにも、遠慮なくなりたい自分の姿をイメージして、それになり切ってください。
念のために補足しておくと、「遠慮なく」というのは、「本当は東京ドームでライブがしたいけど、私には無理そうだから横浜アリーナくらいにしておこう」とかって、絶対に目標を下げてはいけないってことですよ。
それがどうしてダメなのかというと、あなたにはドームでライブができる能力があるからです。
それを、私には無理そうとか思ってしまったら、せっかくの能力が発揮されないじゃないですか。
人は、できないと思ったことはやろうとしません。
やろうとしないんだから当然できません、それって当たり前のことですよね。
そもそも、無理かどうかはやってみないと分らないですよね?
それに、後になってから「あの時に本気で目指してたらできたかも?」って思っても、もう手遅れです。
一生消えない後悔を背負うことにもなるので、絶対に夢、目標は下げてはいけないんです。
ちなみに、より大きな夢、目標に軌道修正するのは全然オッケーですよ、ダメなのは下げることだけです。
選ばれし者とは
もう一つあなたに知ってほしい、というか思い出してほしいことがあります。
それは、あなたが何かを成し遂げられる人として選ばれた存在だということです。
あなたも、オーディションなりスカウトなりを受けて事務所に入ったはずです。
それは、あなたの中に何か光るものがあったからですよね、事務所だってわざわざ何もない人を選んだりはしません。
そうして選ばれた人たちの中から、さらに選ばれて今のグループに在籍しているわけです。
つまり、あなたは既に選ばれし者なんです。
だから、思いどおりにいかないときこそそれを思い出してくださいね。
今はまだ何者でもないというだけで、これから色んなことを成し遂げていくんです。
映画やドラマで言えば、今はまだ序盤に過ぎないんです、あなたのストーリーは始まったばかりなんです。
ということで、これからメンバー、スタッフさん、ファンの皆さんとともに夢を叶えていってください。
最後にもう一度、あなたは選ばれし者です。
あなたが望んだことは必ず実現することができます、それを忘れないでくださいね。
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