仮契約のシンデレラ、OiSa、ニッポン笑顔百景、すきっ!、次にバズるのはあの曲だ!?

「アイドルを超えた!」ってどういうこと?

2020年から2021年にかけて、私立恵比寿中学の「仮契約のシンデレラ」、ばってん少女隊の「OiSa」、ももいろクローバーZの「ニッポン笑顔百景」、超ときめき宣伝部の「すきっ!」といった具合に、スタプラ楽曲が立て続けにバズってるよね。

あくまで個人的な見解だけど、この現象は決して偶然ではないと思ってる。

確かに一つ一つのバズりには関連性はないんだけど、その裏側にはスタダアイドルに対する確かな実力への評価がある気がするのよね。

実際、YouTube のコメント欄を覗いてみると新規と思われる人から、歌が上手いとかダンスをしながらしっかり歌えてるとかいった賛辞の声が溢れている。

まあ、裏を返せばそれだけアイドル=歌が下手、口パクって固定観念があるってことなんだろうけど。

ちなみに、ボクは自身はプロの歌手である以上は生で歌うのは当然のことで、歌が上手いというのも取り立てて言う必要のないことだと思っているから、このブログでも一度も書いたことはないのよね。

だからといって、それは決して評価していないってことではなくむしろ逆で、そういう段階はとっくにクリアした人たちだと思ってるわけ。

つまりは大人扱いしてるってことね、だから歌が上手いとか褒められても勘違いだけはしてほしくない。(ももクロを見てる限りその心配はないだろう)

そもそもさ、上手い歌がいい歌だとは限らないからね、だから歌が上手けりゃいいとも思っていないのよ。

一例を挙げるとエビ中の中山莉子さんね、彼女は歌が上手い人として名前が挙がることはないと思う。

でも、彼女は歌で、というか歌う姿で魅せることができる人だよね。

この人の一番の魅力は、見た目なんか気にせず顔をくしゃくしゃにして歌うこの荒々しさ、一所懸命さでしょ。

歌が上手くなることで、もしもそういう長所が失われてしまうとしたらそれはむしろマイナスだよね。

だから、そんなことになるくらいなら歌なんか上手くならなくていいというのがボクの見解。

ついでに言うと、ボクは「アイドルを超えた」とか「アイドルと言うよりアーティスト」といった表現が好きではない。(考え方は個人の自由なのでそういう人の批判をするつもりはない)

だって、それって「アイドルはここまで」ってどこかに線を引いてるってことでしょ?アイドルよりアーティストのほうが上位概念って思ってるってことでしょ?

それだと自分自身でアイドルをレベルの低い存在だと認めちゃってることになるので、それは推しに対しても失礼だと思うのよね。

そんな想いもあって、このブログでは彼女たちをアイドルとは表現せず、敬意を持ってタレント、アーティストと称しているんだけど、気づいた人はいるかな?

時代の転換点 これからはアイドルも歌えることが求められるようになる

2020年初めから始まったこのコロナ禍の時代は、エンタメ業界にも大きな影響を与えているのはご承知のとおり。

2021年現在でもまだ多くのコンサートやフェスが中止、延期を余儀なくされている中で、少しずつではあるけど開催されるケースも増えてきてはいるよね。

でもまだ以前と同じように制限なくやれる状況ではなくて、無観客による配信ライブだったり有観客でも人数制限があったり、さらには声出しも禁止されているのが現状。

ボクもそんな状況下での BABYMETAL の武道館ライブに計7回ほど行ったんだけど、声を出せないというのは相当なストレスだよね。

実際に体験してみて思ったのは、声が出せないと気持ちが上がり切らないということ。

ライブ自体は、過去のライブの際に録られた歓声を流したり、手拍子(クラップ)や足踏み、ウェーブなどでそれなりに盛り上がれるような演出が施されてはいたんだけど、声出しができた時のようなテンションにはならなかった。

他のアーティストのライブがどんなふうに行われているのか、まだ観てはいないので分からないんだけど、声出しを解禁してるところはたぶんまだないよね。

そうなると冷静にパフォーマンスが観れるので、今まで気づかなったことに意識が向かうことになる。

自分が声を発していない分、歌声もよく聞こえるしダンスやフォーメーションとかもよく見えるんだよね。

だとすると、どうしたって歌を含めたパフォーマンスが問われることになるでしょ、特にフェスとかでは。(推し補正が働かないからね)

だから、これからはわりと実力が正当に評価される時代が来るんじゃないかというのがボクの見立て。

つまり、スタダの若手にとっては今こそがむしろチャンスというわけだね。

バズった要素を考えてみた

話を戻して、2020年から2021年にかけてのエビ中、ばっしょー、ももクロ、超とき宣の楽曲がバズった件。

最初にバズったのはエビ中の「仮契約のシンデレラ」だったね、これは TikTok で男性アイドルグループのファンが推しを紹介する動画の BGM として使われたのがきっかけで広まったみたいね。

この曲は、円周率や日本語の古語のラ行変格活用、化学の元素周期表を暗記する際の言葉が出てきて、それが強く印象に残る曲だよね。

作詞・作曲は乃木坂46の「制服のマネキン」や「君の名は希望」の作曲者でもある杉山勝彦氏で、エビ中では「まっすぐ」もこの人の作品。

スタプラ的には「永遠のトリニティー」かな、メンバー唯一の生き残りである柏木ひなたさんか、もしくは若手に歌い継いでほしいと思う、封印するにはもったいない名曲だよね。

次にバズったのが「OiSa」だね、この曲は主に有線放送を通して浸透していったんだけど、現時点(2021年6月現在)でもまだ勢いは衰えていない。

というか、ここにきて再び勢いを取り戻してるみたいで、一旦はチャートの上位から消えてたんだけど再びランクインしてきてるのよね。

USENヒットチャート

この曲はなんと言っても「OiSa」のループと特徴あるメロディラインだよね、一度聴いたら頭にこびりつく中毒性の高い楽曲。

「OiSa」って実は歌詞がものすごく深いんだよね、そういうところもぜひ(初見の人には特に)知ってほしいな。

続いてはももクロの「ニッポン笑顔百景」、これはもともとはアニメ「じょしらく」のエンディングテーマで「桃黒亭一門」名義だったよね。

そういう背景もあるのか、思ったほどももクロバージョンは広まっていない印象なんだよね。

反響を受けて公開された動画も再生数は早々に10万回を超えたんだけど、50万回を超えたあたりから伸びが鈍化してる。

ちなみに、アニメ版のほうは100万回を超えてるね。

次は超とき宣「すきっ!」、この曲も「OiSa」同様に「すきっ!」のループが耳に残る曲だよね。

もともとユニバーサル時代の楽曲だけど、反響を受けて「超バージョン」をエイベックスが配信でリリース、運営のこのあたりの対応の早さは素晴らしい。

それに合わせて動画もアップされたけど、現時点(2021年6月10現在)で早くも50万回再生されている。

動画のほうは同時にサンリオピューロランドバージョンもアップされていて、こっちも同時点で27万回再生されていてもっと伸びそうだね。

この「すきっ!」がバズるきっかけとなったとされているのが、「にじさんじプロジェクト」から生まれたバーチャルアイドル相羽ういはさんによるカバー動画。

最近はインフルエンサーによってネットで拡散されてヒットするケースが多いよね、この流れは今後もっと大きくなっていくだろう。

ズバリ予言、次にバズるのはこの曲だ!

さて、次にバズると思うスタプラ楽曲だけど、いぎなり東北産の「うぢらとおめだづ」かなと思ってるのよね。

この曲はセカンドアルバム「東京インベーダー」のリード曲で、2021年5月19日から YouTube で動画がアップされてる。

これはゲーム「ときめきメモリアル」風の動画になっていて、メンバーとの疑似デートが楽しめるようになってるんだね。

この曲のバズる要素としては、まずそのタイトルのインパクトかな。

東北訛りをそのまま出したものって今までなかったよね、その響きは新鮮に聞こえるはず。

そして、そのフレーズがループするのは「OiSa」や「すきっ!」と同様で、そこは TikTok で使いやすいと思うのよね。

なので、運営もダンス動画とか撮ってフル動画は YouTube に、そこからサビの部分を切り取って TikTok に投稿するとかしたらいいんじゃない?

その先は運次第なとこもあるけど、インフルエンサーの目に留まれば一気にブレイクする予感はあるよね。

ということで、運営は素早く手を打ってほしいな、せっかくいい曲もらったんだからさ。

で、皆産も拡散に協力することだね。

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