前回の記事で、自信を持つために根拠はいらないとお伝えしました。

どうして根拠がいらないのかというと、根拠が崩れたら自信も崩れるからです。
根拠がなければ自信が崩れることはないので、根拠なんていらないというよりは、むしろないほうがいいんです。
ただ、それだけではあなたはまだ理解できないかも知れませんね。
というわけで、今回はもう少し詳しく説明していきたいと思います。
この世界の真実 この世は幻!?
いきなりですけど、この世が幻だと言ったらあなたはは信じられますか?
たぶん信じられないと思います、でもそれは真実なんですよね。
そうは言っても、目の前にある世界は実際に触れることもできるし、音や匂い(におい)も発してるし食べ物にはちゃんと味もあるので、それが全て幻と言ってもすぐに信じられる人はほとんどいないでしょう。
まあ、確かにその世界には物理的な実体はあります。
でも、その物理世界をどのように感じているかは人それぞれ違うんですよね。
例えばカレーライス、同じカレーを食べても辛いと感じる人もいれば感じない人もいますよね。
また、音の聞こえ方も人それぞれ違います。
「セミの声」なんて言い方がありますけど、それはセミの鳴き声を美しいものと感じているからです。
でも、セミがいないところで生まれ育った人にとっては、それを聞いても雑音としか感じないかも知れません。
匂いに関しても同様で、同じ匂いを嗅いでもいい匂いと感じる人もいればそうでない人もいますよね。
ちなみに、ボクはダ〇ニーなどの洗剤の匂いがとても苦手なので洗剤は無臭のものを使っています。(洗剤に限らず香料の入ったものは基本的に使いません)
また、人の脳は見たものを見たままに認識しているわけでもありません。
下の絵は有名な「ルビンのつぼ(またはルビンのさかずき)」という絵です、あなたも見たことがあるかも知れませんね。
これはつぼにも見えれば向かい合った人の顔にも見えるという絵で、つぼに見えている時には顔が見えないし顔が見えている時にはつぼが見えません。
では、次の絵を見てください。
この絵、何に見えますか?
中には一瞬で見えた人もいるかもですが、青の部分に着目してみると「LIFE」という文字が見えます。
これ、灰色の部分に着目していると LIFE は見えないんですよね。
これらの絵から分かることは、人は目の前の世界を自分が見たいように見ているってことです。
もう一点、人は自分が意識を向けたところしか見て(感じて)いません。
今あなたはこの文章を読んでいますが、ここまで読んできた間に足の裏の感覚はありましたか?
今あなたが座っているとしたら、お尻の感覚はありましたか?
たぶんどちらもなかったですよね、あなたの身体の一部であるにかかわらず。
どうしてそんなことが起こるのかと言えば、それが重要な情報ではなかったからです。
今この瞬間でさえ、あなたが感じているのはこの世界のごく一部でしかないのです。
そして、それは記憶についても同じです、無限にある情報の中から自分にとって重要な情報だけを認識して出来上がっているのが記憶なんですね。
で、それをこの世界の全てであるかのように錯覚して生きているのが人間なんです。
前回も言いましたが、重要な情報というのは人それぞれ違いますから、当然この世界の見え方も人それぞれみんな違っていて、誰一人として同じ世界を見てはいないということになります。
同じ(物理)世界にいても同じように見えてはいないってことは、それは幻想と同じですよね。
だからこの世は幻なんです、あなたが存在すると思っている世界は実はあなたの脳内にしか存在していないのです。
自信を持つために根拠がいらない理由
さて、自信を持つために根拠がいらない理由ですが、それはこの世が幻だからです。
あなたがあると思っている世界にそもそも実体がないんですから、根拠だっていらないというわけですね。
あなたがもし「私には大したことはできない」と思っていたとしても、それは幻でしかありません。
幻、それは言い換えると思い込みってことですね。
思い込みなんですから、それはあなた次第でどうにでも変えることが可能だということです。
全てが思い込みで自由に変えることができるんだとしたら、楽しい思い込みをしたほうがよくないですか?
わざわざつまらない思い込みをしてたら、それはそのままつまらない人生を歩むことになります。
それってとてももったいないことだと思うんですよね、だからどうかあなたには楽しい思い込みをしてほしいのです。
ついでに言うと、世界中の人が楽しい思い込みをすれば楽しい世界が誕生するはずです。
ドリームキラーとの向き合い方 補足
あなたの夢実現への過程で、避けて通ることができないのがドリームキラーの存在です。
ちなみに、ドリームキラーとは夢の実現を邪魔しようとする存在のことです。
ドリームキラーは気にしないというのが鉄則ですが、今回はそのために必要なマインドを伝授しましょう。
例えば、「お前には無理!」って言われた場合を考えてみましょうか。
この場合、相手はあなたに夢を実現してほしくないのでしょうね。
言い換えると、あなたに夢をあきらめてほしいと思っているということです。
そういう人のことを、たぶんあなたは嫌いだと思います。(それが普通だと思います)
それに対して、夢を後押ししてくれる人(ドリームサポーターと言います)のことは好きだと思います。
とすると、もしあなたが夢をあきらめてしまったら、それは嫌いな人の願いを叶えてあげることになりすよね。
その一方で、あなたの好きなドリームサポーターの願いは無視したことになります。
なので、ドリームキラーに屈するということは好きな人の言うことを無視して、嫌いな人の言うことに従うということなんですね。
そうなったとき、はたしてあなたはそれで満足でしょうか?
そんなのは絶対にイヤですよね、だとしたら絶対にドリームキラーに屈してはいけません。
だから、ドリームキラーに出会ったら「お前の願いなんか絶対に聞いてやるもんか!」と決意を新たにしてくださいね。
そして、中島みゆきさんの「ファイト!」を聴きましょう。
でも、みゆきさんサブスク配信してないんですよね・・・、と思ったら Amazon Music で聴けるみたいです。
「ファイト!」の一節には、「闘う君の唄を 闘わない奴等(やつら)が笑うだろう」というのがあります。
闘わない奴等がまさにドリームキラーですね、それは目の前の現実から逃げている人たちです。
ちなみにみゆきさんは「私の敵は 私です」とも言っています、本当のドリームキラーは自分自身だと言ってるわけですね。
あ、ドリームキラーももちろんあなた自身が生み出した幻ですよ。
というわけで、ドリームキラーには決して屈せずドリームサポーターと共に夢を実現することだけに集中してくださいね。

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