藤井校長の時代到来!?アイドル楽曲大賞2019の結果から考える2020年

アイドル楽曲大賞って?

あなたはアイドル楽曲大賞というものをご存じだろうか?公式サイトによると2019年が第8回目だったみたい。

どのような賞なのかと思って調べてみたら、もともとハロプロ楽曲大賞の中の一部門だったものを2012年から独立させたということらしい。

ハロプロ楽曲大賞は今も別枠で存在しているので、現状のままではこの賞が今以上に世間に浸透し評価されることはなさそうな気がするかな。

でも、既存の音楽賞にアイドルのみを対象としたものがないこともあって一定の評価はされているみたいだね。

ちなみに、このアイドル楽曲大賞ではメジャーアイドル、インディーズ/地方アイドルそれぞれでその年一番の楽曲を、ネットでのファン投票によって決めている。

それと同時に、べストアルバム(メジャー、インディーズ問わず)とベストアイドル(推し箱部門)も決めているらしい。

ファン投票となるとやっぱりファンの数が多いほうが有利な気がするけど、過去の受賞曲、グループを見てみると必ずしもそうではないところが面白いね。

そのあたりまで説明していると長くなってしまうので、気になる人は以下のサイトにて確認してほしい。

アイドル楽曲大賞 - Wikipedia

ということで、ここから先は2019年の各部門の受賞作品、グループを紹介していこう。

メジャーアイドル部門

メジャー部門の一位は私立恵比寿中学(エビ中)の「星の数え方」、アルバム「MUSiC」から。

星の数え方 YouTube
検索
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私立恵比寿中学の「MUSiC」をApple Musicで
アルバム・2019年・12曲

エビ中は、他にも4位「Family Complex」と5位「曇天」といったように、ベスト10内に3曲もランクインさせている。

Family Complex YouTube
検索

参考までに、エビ中と言えば今「ジャンプ」が話題だけど、こちらはアルバム「Playlist」の発売が12月だったのでこちらは2020年度の扱いとなる。

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私立恵比寿中学の「playlist」をApple Musicで
アルバム・2019年・10曲

ということで、二年連続でのエビ中の受賞も大いにあり得るってことだね。

あと、ランキングを見て気づくのは48グループの曲が上位に来ていないこと。

それと、坂道系も同様に CD の売り上げと順位が比例していないよね、わずかに日向坂46の「キュン」が6位に入っているくらい。

そのへんがこの大賞の特徴と言えるかも知れないね、グループの人気と楽曲の評価は別ということなのか。

仮にそうだとすると、48グループや坂道系は楽曲のよさで売れているというわけではないってことになってしまうが・・・。

なお、全順位は以下のほうに載っているので気になる方はどうぞ。

第8回アイドル楽曲大賞2019>> メジャーアイドル楽曲部門

インディーズ/地方アイドル部門

こちらも同じくスタダから、ukka(旧桜エビ~ず)の「それは月曜日の9時のように」が受賞。

ukka に至っては2位に「キラキラ」、5位「214」、7位「ねぇ、ローファー。」、8位「せつないや」と、実にベスト10内に5曲がランクインという独壇場。

さらに言うと、11位12位には「さいしょのさいしょ」と「can’t go back summer」が、26位には「帰れない!」といった具合に2019年にリリースした曲は全てランクインしている。

こちらのランキングで気になるのは、ukka 以外のスタプラアイドルの名が少ないこと。

いぎなり東北産の「BUBBLE POPPIN」が33位が最高で、先日(2019年1月19日)のスタプラフェスでシンデレラとなった三田美吹さんの CROWN POP は「サマータイムルール」が203位、ライブスタイルダンジョン Vol.2 で優勝したアメフラっシの「明後日の方向へ走れ」が306位といったかんじで、全く振るわなかったみたいね。

なお、全順位は以下のほうに。

第8回アイドル楽曲大賞2019>> インディーズ/地方アイドル楽曲部門

アルバム部門と推し箱部門

アルバム部門では ukka の「octave」が1位でエビ中の「MUSiC」が2位と、スタプラ、それも藤井校長物件によるワンツー。(全順位は以下)

第8回アイドル楽曲大賞2019>> アルバム部門

さらに、推し箱部門でも ukka が1位でエビ中が2位とこちらもワンツー、結局全部門を ukka とエビ中で独占だったね。(全順位は以下)

第8回アイドル楽曲大賞2019>> 推し箱部門

ちなみに、推し箱部門は前年、前々年とエビ中が受賞していたみたいだから、三年連続でスタプラ勢の受賞ということになる。(しかも藤井校長物件)

というわけで、ukka はインディーズ/地方アイドル部門とアルバム部門、推し箱部門で1位となり見事三冠を達成。

アイドル楽曲大賞はまだデータ不足

このアイドル楽曲大賞の投票数を見てみると、メジャー部門が1409票、インディーズ/地方アイドル部門が1495票、アルバム部門が1349票で推し箱部門は1517票といったように、全然少ないのよね。

だから、データとしてはまだちょっと信頼感に欠けるというのが実際のところかな。

これが今の十倍くらいになってくるとだいぶ信頼感も高まるから、もっとその存在を周知させたほうがいいだろうね。

ただ、投票者が増えれば増えるほど人気投票になりやすいから、今後は投票や選考方法を変える必要も出てくるかも。

まとめ

さて、今回のエビ中、ukka の結果はボク的にはとても納得のいくものだったんだけど、ランキング全体としては意外という印象。

というのも、前述したように48グループや坂道系、さらには ももクロ、BABYMETAL のような超人気グループの成績が振るわない傾向にあるから。

その理由について一つ考えられるのは、この賞がもともとハロプロ楽曲大賞から派生していることから、上記グループに興味がない(もしくは嫌いな)ファン層が多い可能性があるということだろうか。

まあ、そういったランキングの偏りを差し引いても今回のエビ中、ukka が1位という結果は妥当なものだと思う。

あ、妥当というのは他所よそと比較してどうこうということではなく絶対的な評価ね、そもそも他所のグループとかほぼ見てないから分からないし。

このアイドル楽曲大賞ってごく小さなコミュニティ内での評価ではあるけど、どんな小さな世界であれ1位になるのはとても大事なことだよね。

だって、そこで1位になれないなら外へ行ってもやはり1位にはなれないんだから。

「2位じゃダメなんですか?」って声もあるかもだけど、1位と2位では雲泥の差なのよ。

実際、日本で2番目に高い山なんてほとんどの人が知らないでしょ?(答えは南アルプスの北岳)

つまりはそういうこと、2位以下なんて存在しないに等しいというのが現実なわけ。

ということで、1位となったエビ中、ukka にとって2020年は大事な勝負の年になりそうだね。

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