ももクロの所属事務所スターダストプロモーション(スタダ)は主に俳優さんの事務所で、ももクロ以前にはアイドルを手掛けた経験はなかったんだよね。
そんな経験ゼロの事務所からトップクラスのアイドルが誕生したのは、決して偶然なんかではない。
経験がなかったからこそ固定観念に縛られることなく、誰もやったことがないことにも挑戦できたんだよね。
そのあたりのことは以前の記事にも書いているので、気になった人は以下を参照のこと。
スターダストプラネット
さて、そんなスタダはももクロの翌年には私立恵比寿中学(エビ中)を立ち上げていて、こちらもさいたまスーパーアリーナや日本武道館、横浜アリーナといったキャパ1万人超の会場を埋められるグループに成長している。
その後、2011年に名古屋を拠点とするチームしゃちほこ(現TEAM SHACHI =読みは「シャチ」で2018年に改名)と、大阪を拠点とするたこやきレインボーが結成。
それ以降も次々と新しいグループが誕生していて、現在は12グループまで増えて今やアイドル業界の中でも一大勢力になってるね。
で、その12グループは事務所内ではスターダストプラネット(スタプラ)というセクションに所属している。
その中で、ももクロとエビ中は初期からやっているので、やっぱりオリジナリティがあるのよね。
なので、それ以下の妹グループたちはこの2グループをお手本としているところが多い。
今回は、スタプラの中では三女的存在となる TEAM SHACHI についてボクが色々と思っていることを書いてみる。
でも、これはちょっと辛口なところもあるから、もしかしたらファン(タフ民と呼ぶらしい)の人に怒られるかもしれないって戦々恐々としていたりもする。(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
これは名曲!
まあそれはそれとして、YouTubeを漁ったりベストアルバムを購入したりで色々と曲も聴いてみたんだけど、ボクの好みとはちょっと違うかなと。
これはもう良し悪しの問題じゃなくて、中華が好きとかイタリアンが好きというのと同じで単に好みの問題ね。
そうは言ってもいいかんじの曲もいっぱいあったよ、例えば「シャンプーハット」とか。
この曲、性的なニュアンスがあるせいかタフ民の間でも賛否が分かれるみたい?
でも、アイドルファン以外にも刺さる要素がある曲だから、ボクは大事にしたほうがいいと思ってるんだけど。
AKB以上のグループってある?
TEAM SHACHI(当時はチームしゃちほこ) が結成された頃って、ちょうどももクロがブレイクして観客動員をぐんぐんと伸ばしていた時期と重なるのよね。
そのせいもあるのか、運営がちょっと勘違いしちゃったかな?って気がしてる。
これに関してメンバーは一切悪くないよね、当時は大人の言うがままにやるしかなかっただろうし。
勘違いというのは、安易にももクロの真似をしてしまったと思われるところ。
ももクロが「Z」に改名する前と同じ6人でメンバーカラーも丸被りだよね、そこはやるべきじゃなかったと思うよ。
だって、世間一般から見たらももクロと区別つかないでしょ、ファン以外の人からしたらAKBもSKEもNMBもみんな一緒で、全てAKBとしか認識しないのと同じ。
実際、姉妹グループがどれほど頑張っていたってAKBという名前は超えられてないでしょ。
真似るべきところ、真似てはいけないところ
全力パフォーマンスとか生歌っていうスピリットの部分は真似てもいい、というか、そこはむしろないとダメだよね。
それ以外で本当に真似るべきなのは、誰もやったことのないことをやることなんだよね。
道なき道を進んで自分たちで道を作ってきたのがももクロ、その作られた道を後追いしても決してももクロと同じにはなれないの。
何故なら常にももクロのほうが先を行ってるから、どんなに頑張っても劣化版コピーにしかなれない。
それでもアリーナクラスの会場を埋めるところまでは来れたのは、ひとえにメンバーのポテンシャルが高かったからでしょ、それに関しては本当に素晴らしいと思ってる。
野球に例えるなら、采配を誤った監督の尻ぬぐいを選手がしたようなもんかな。
ただ、その後は頭打ちでどんどんジリ貧状態になっていったよね、二番煎じではやっぱりそこまでが限界、色々と予期せぬアクシデントはあったにせよ。
でも、アクシデントはももクロにもたくさんあったわけで、ももクロはちゃんとそれを乗り越えてきたんだから言い訳にはならないね。
それは本当にメンバーがやりたいこと?
もう一点ボクが引っかかってるのが大人主動、運営主動でグループの方向性が決まってるように見える点。
この動画、感動したっていう人も多いと思う、そこに至るまでの歩みを見てきた人は特に。
基本的にはボクもいい光景だとは思う、最後のシーンを除いては。
ナゴヤドームってメンバーが望んだことじゃないでしょ、「無理だよ!」って言ってる子もいるもんね。
それはこのガイシホールにしても同じなんだろうな、たぶん結成当初に大人が課したゴールだよね。
コーチング的視点で考えると
ボクはもう20年以上も脳機能や心の問題を学んでいて、そういう流れの中でコーチングというものについても学んできた。
コーチングって、ごく簡単に説明すると夢を実現するためのツール、メソッドなんだけど、そのコーチングにおいては夢というのは自発的なものでないとダメとされてるのね。
それは、本当ににやりたいことでないと人は頑張れないからというのが一つ。
例えば、明日の朝までに仕上げなければならないレポートがあったとしたら、あなたは全身全霊でそれに打ち込める?
仕上げることはできるかも知れないけど、やってもイヤイヤでしょ、できることならやらずに済ませたいというのが本音のはず。
それに対して、明日の朝までに好きな人の所へ行くとなったら、これはもう喜んで行くよね、なんなら約束の時間よりも大幅に早く着いちゃうかもしれない。
そんなふうに、人は本当にやりたいことのためならどんな苦労だってするし、やりたくないことからはどうにかして逃れようとするものなの。
だから、メンバーの口から出てもいないことを運営がやらせようとしちゃいけないのよね。
タレントは事務所の奴隷じゃないよ!
もう一つは、本来やりたくないことをやらされるのは奴隷と同じだから。
やりたくもないことをやっても幸せにはなれないし、それはもう自分の人生を生きてるとは言えないでしょ。
だから周囲の人がやらせようとしちゃダメってこと、たとえそれが本人たちのためになると思ってのことだったとしても。
ちなみに、「あなたのためを思って」って言う人の99,9999…%は自分のために言ってるからね。
例えば、親が子どもの進路に対して干渉するケース。
親が勧める進路というのはあくまで親の価値観であって、子どもには本人なりの価値観がある。
にもかかわらず自分の価値観を押し付けようとするのは、子どもが別の選択をしたら自分が不安だからなのよね。
つまりは自分が安心したいから言うとおりにしてほしいというわけ、全然「あなたのため」じゃないでしょ?
これは、仮に本人が本音で思っていることだったとしても、その想いをを周囲の人が汲み取って先に言ってはいけないし、やるように仕向けるのもダメ。
どうしてかというと、それをした途端に「やりたいこと」が「やらなければならないこと」になってしまうから。
前言を翻してもいい
・・・って、だいぶ音楽ブログとは違う内容になってきてしまった、ボクの本業の要素が強くなってきちゃったのでここで軌道修正しておこう。
色々と辛らつなことも書いちゃったけど、それらに関してはもう過去のことだから言ってもしょうがないことなのよね。
なので、そうした過去を踏まえてこれからどうすべきかってことを考えないと、ただの悪口ブログになってしまう。
そんなわけで、これから TEAM SHACHI のメンバー、及び運営がするべきことは、自分たちが本当は何をしたいのか、もう一度よく考えてみるところからかな。
まずはメンバー自身が何をしたいのか、大人を一切忖度せずに考えること。
その際には実現可能性とかも一切考えない、これを実現するためなら何だってできるっていうくらいの夢を導き出すこと。
それともう一つ、ナゴヤドームにはこだわらないこと、一度宣言してしまったからやり遂げなくてはいけないなんて思わないことね。
前言撤回なんて全然気にすることない、やりたくないことをやり続けるほうがよほどよくないことなんだから。
メンバー、運営、ファンの理想的な関係とは
そうして出てきた答えを運営は全力でサポートする、もちろんここでも実現可能性とか考えるのは厳禁。
そうすれば自ずといいチームになって夢も実現できるでしょ、そこでのタフ民のサポートが重要なことは言うまでもない。
推しの夢はファンの夢でもあるんだよね、推しの夢が叶うところを見るのがファンの夢なんだから。
つまり、メンバーと運営、ファンは共犯者、運命共同体なのよね、ボクはそう思ってる。
ということで、TEAM SHACHI 、運営、タフ民、みんなの夢が叶うといいね。
追記 : 記事をアップした当初チームしゃちほこの結成年を2012年と書いたけど、2011年の間違いであることに気づいたので訂正。
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