スタプラアイドルさん向け まだ何者でもない無限の可能性を秘めたあなたへ その8

前回記事は以下から。

スタプラアイドルさん向け まだ何者でもない無限の可能性を秘めたあなたへ その7
脳はリアルにイメージしたものと現実との区別ができません、というかリアリティーがあるものを現実と理解するんですね。 なので、今現在の自分の姿よりも未来のあるべき姿のほうによりリアリティーがあれば、脳はそのイメージに反応して心身に変化を促します。

プラシーボだと分かっていても効果がある?

あなたも聞いたことがあるかも知れませんが、通常プラシーボ(偽物の薬)はそれとは知らせずに投与します。

というか、歴史上ずっとそうされてきたんですよね。

どうしてかというと、もともとは本物の薬が手に入らないような状況で、苦肉の策として行われたことだからです。

それが患者が薬を投与された時と同じ反応を示すケースが多かったことから、本格的に研究が始まったんですね。

ところが、つい最近になってそうした常識を覆す研究結果が出たようです。

それは、患者がプラシーボだと分かっていても効果があるというものです。

二〇一〇年、プラシーボ研究にびっくりするような展開があった。ハーバード大学のテッド・カプチャック博士のパイロット・スタディ(予備テスト)では、被験者がプラシーボだとわかっていても効果があることが分かった。この研究でカプチャックとそのグループは、過敏性腸症候群を患う患者四〇名にプラシーボを投与した。各患者は、“プラシーボ錠剤”とラベルに明記されたボトルを渡され、「これは砂糖粒のような不活性物質でできたプラシーボ錠で、臨床研究では、心身医療のセルフヒーリングプロセスを通じて、過敏性腸症候群に顕著な改善があると証明されている」という説明を受けた。対象群として、過敏性腸症候群患者である別の四〇名には投薬を行わなかった。

三週間後、プラシーボを飲んだグループは、何もしなかったグループの二倍の症状改善が見られた。カプチャックによると、これは過敏性腸症候群治療薬のなかで、最も効果があるものに匹敵するレベルだという。これらの患者は、プラシーボを特効薬だと言って騙されてはいない。本当の薬を飲んでいないと重々承知の上で、プラシーボが症状改善に奏功するかもしれないという説明を聞き、理由はどうあれよくなることを信じ、彼らの体はその思い込みの影響を受けた。

Bitly

ジョー・ディスペンザ博士自身の体験でもそうでしたが、思い込みは物理世界に影響を与えるんですね。

ルー・タイスというコーチングを発明した人がいるのですが、その人も「すべての意味ある永続的変化は内から始まり外へ広がる」と言いました。

内、つまりは脳内でのイメージですね、それが外、つまり目の前の物理世界に反映されるということです。

なので、自分を変えたかったらまず自己イメージを過去のものから未来のものへと変える必要があります。

例えば、「私なんて大したことない」とか「歌が下手」というのがあなたの自己イメージだとしたら、「私には東京ドームのステージが似合う」とか「柏木ひなたさんのように歌える私」のように変えるということですね。

逆に言うと、そういうイメージを持てないなら変われない、成功はつかめないということです。

なぜ、自信が持てないのか?

ところで、世の中には何事にも自信たっぷりな人もいれば、反対に何事にも自信を持てないという人がいますよね。

そういった違いがどうして起きるのか、あなたは分かりますか?

それは、その人が生まれ育った環境によるものです。

一番大きいのはやっぱり親の影響ですが、親をはじめとする周囲の人たちからどんな言葉を浴びてきたかによって違ってくるんですね。

親がネガティブであるとか周囲にネガティブな人が多ければ、その人はネガティブになりがちです。

まあ、今現在あなたがアイドルをしているということは、ご両親の教育がいいのでしょう。

芸能界に入りたい、アイドルになりたいなんて言ったら、反対する親御さんのほうが多いでしょうからね。

それは、「なりたい職業ランキング」なんかに表れています。

「進研ゼミ小学講座」が「2020年の出来事や将来に関する小学生の意識調査」を行ったところ、男子の10位に会社員が入っていました。

小学生がなりたい職業ランキング「ユーチューバー」は男子2位、女子4位|ベネッセ教育情報サイト
【ベネッセ|進路・職業】コロナ禍や休校など、小学生の子どもたちにとってもこれまでとは大きく異なる年となった2020年。そのような中で「進研ゼミ小学講座」が「2020年の出来事や将来に関する小学生の意識調査」を行いました。

これ、明らかに親からの刷り込みですよね。

子どもって、カッコいいとか面白そうといった理由で職業を選びますから(それでいいのですが)、小学生が会社員に対してそういう感情を持つかと言ったら正直疑問です。(ゼロとまでは言いませんけど)

というか、それ以前に会社員の具体像さえイメージできないんじゃないでしょうか。

だから、自発的に会社員になりたいなんて言うとはとても思えないんですよね。

そう考えると、親が子どもの将来を思って「あなたは会社員になりなさい」とか吹き込んいるというのが実際のところだと思うわけです。

ちなみに、それは親が子どもに対して一番してはいけないことなんですよね。

その理由は「子どもは親の所有物ではないから」ですが、それはこのブログの本題ではないのでここではこれ以上の言及はしません。

話を戻すと、自信が持てない原因は周囲からの言葉による影響だということです。

例えば、歌が下手だという人も、その原因を掘り下げてみると幼少期の些細な出来事である可能性が高いです。

人前で歌を歌った時に“たまたま”上手く歌えなくて笑われたとか、そんな経験によるものだったりするんですね。

そもそもその時点では歌の歌い方なんて教わっていないでしょうから、上手く歌えなくても全然おかしくありません。

それに、笑ったほうだって悪気はなかったでしょうし、数分後には笑ったことさえ忘れていたでしょう。

でも、笑われたほうはよく覚えていてそれが自己イメージとなってしまったりするんですね。

子どもは言われたことを真に受けてしまうので、たとえ些細な一言であっても自信を失いやすいのです。

ちなみに、どうして真に受けてしまうのかというと、そうしないと子どもは生きられないからです。

というのも、子どもは経験値(正誤を分析するめに必要な情報)がないので、疑ったりせずに(できずに)何でも素直に聞き入れるしかないんですね。

さて、今あなたが自信を持てないこと、コンプレックスとなっていることは何が原因だったでしょうか?

ちょっと記憶をたどってみてください、必ず何かしらきっかけとなる出来事があったはずです。

歌が下手な人の真実

ここで歌が下手な人、正確に言うと「歌が下手だという自己イメージを持っている人」がどういう思考、行動をするのかを解説しましょう。

人は自己イメージに基づいた思考、行動をします、歌が下手だという自己イメージの人は歌が下手な人らしいふるまいをするということですね。

その思考、行動をさせているのは無意識です、意識では上手に歌おうと思っていても無意識が邪魔をして上手には歌わせてくれないんです。

なので、自己イメージがそのままだと無意識が邪魔をするので、ボイトレをしてもなかなか上達しないんですね。

それは、例えて言うならアクセルを踏みながら同時にブレーキを踏んでいるようなものです。

仮に練習では上手く歌えるようになったとしても、一番大事な本番では歌えないと言ったことが普通に起こります。(あなたも経験があるかも知れません)

その結果を受けて、「ほら、やっぱり私は下手なんだよ・・・」って自分を納得させてしまうんですね。

それによってまた自己イメージが強化されるという繰り返しをしているんですよね、歌が下手な人というのは。

つまりは自作自演なんです、本人が気づいていないだけで。

歌が上手くなりたかったら

歌が上手になりたかったら、練習する以前にまず自己イメージを変える必要があります。

具体的には、東京ドームなど自分が立ちたいステージで上手に歌えている自分をイメージして、そこにうれしい、楽しい、誇らしいといった感情を乗せます。

イメージする際には、映像や自分の歌声だけでなくステージの感触や空気感、ファンの声援など実際にライブをしているようにリアルにイメージして下さいね。

最初のうちはそのイメージに違和感があると思いますが、慣れるまで続けていきます。

ここでちょっと中学や高校に入学したばかりの頃を思い出してみてください、最初は中学生、高校生という自分に違和感があったはずです。

でも、数週間通い続けるうちにそれもなくなっていきましたよね、それは自己イメージが「私は中学生(高校生)」というふうに切り替わったからです。

そんなふうに、自己イメージが変わるのには違和感とタイムラグがあるのが普通ですから、時間をかけて慣れるようにしていきましょう。

自分を変えたいと思ったらまず自己イメージを変えることです、「すべての意味ある永続的変化は内から始まり外へ広がる」のですから。

さて、ここまで読んできてあなたが何をするべきか、明確になってきたでしょうか?

今回はここまでとなります、次回はリアルなイメージとそこに感情を乗せることの意味について説明していきますね。

Bitly
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人は暑い時には汗をかき、寒い時には身体をガタガタと震わせますよね。 また、突然大きな音がすると身を屈めたり、何か動くものがあれば視線をそちらに向けます。 そんなふうに、人は常に外界からの情報に対して反応しています。

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