音楽難民さんにもお薦めの今年の3曲
早いもので、2019年もあと2カ月弱で終わろうとしているね。
今年は改元という数十年に一度レベルの出来事もあったので、きっとあなたにとっても印象的な一年だったことだろう。
ボクの音楽ライフ的にはももいろクローバーZ(ももクロ)、私立恵比寿中学(エビ中)、たこやきレインボー(たこ虹)、桜エビ~ず(桜エビ)、ばってん少女隊(ばっしょー)、BABYMETALと、推しのアルバムが発売ラッシュでなかなか充実してたかな。
※. 追記:桜エビ~ずは2019年11月16日をもって「ukka(うっか)」に改名、なお表記は全て小文字。
で、今回はその中で特に印象に残った曲を記しておこうという回。
ちなみに、エビ中は今年が結成10周年イヤーということもあってもう一枚アルバムをリリースする予定。
だから、この記事を書くのまだ早くね?という意見もあるかもだけど、それを待ってると一年のほうが先に終わっちゃう気がしたので書いちゃおうというわけ。
なお、過去に何度も言ってるけどこうして特定の曲を選ぶのはあくまで好みの問題ね。
それは例えばシチューよりもカレーのほうが好きみたいなことであって、そこに優劣とかいった考えはない。
エビ中「曇天」
そんなわけで、まず一曲目はエビ中のアルバム「MUSiC」の中から「曇天」、過去にも何度も楽曲提供をしてくれている吉澤嘉代子さんの曲。
これさ、10年に一曲レベルの名曲でしょ!
これがもしドラマの主題歌だったら、楽曲もドラマも大ヒットすること間違ない。
ボクは初めてこの曲を聴いたとき、すぐにドラマのクライマックスでこれが流れてくる画が浮かんだからね。
残念ながらそういったタイアップはなかったわけだけど、いずれ誰かがこの曲を発見してそこで使われるなんてこともあるかも知れない。
中島みゆきさんの「世情」なんかもそういうパターンだったよね、あの3年B組金八先生での伝説のシーン。
「曇天」はどこに出しても恥ずかしくない、てゆうかこれを前面に押し出して外に出て行くくらいでいいとさえ思う。
ボクが「この曲(またはアーティスト)すごくいいよ!」って人様にお薦めするとき、いつも考えているのが「対世間」っていうこと。
アイドルに興味がない、もしくは抵抗があるって人に対しても刺さりそうな曲、それがボクの中での名曲の基準なのよね。
エビ中ファミリーの人にとっては「Family Complex」や「元気しかない!」あたりがエビ中らしさを感じるんだろうね、実際YouTubeの再生回数を見ると「元気しかない!」のほうが「曇天」よりも断然多いし。
でもね、そこはたぶん初見さんにはハードルが高いと思うのよ、世間一般がそこに食いつくことはまずないと思う。
だから、仮にそこを入り口として提示するとしたら、それはもう火を通した魚すらほとんど食べたことがない外国人に、いきなり生シラスの踊り食いを勧めるくらいの話だよね。
まあ、さすがにファミリーの人もそこまでコアな攻め方はしないとは思うけど、どこから入ってもらうかってことはよくよく考える必要はあるでしょ。
ということで、初見さんへの耳馴染みのよさという観点からも「曇天」は最高かなと思う、そもそも全然アイドルっぽくない曲だしね。
※. 追記:「曇天」を詳しく解説しているサイトを発見したのでリンクを貼っておく、ぜひ読んでみてほしい。
ukka「おねがいよ」
2曲目はukkaの「おねがいよ」、これは以前にも紹介したことある上にリリース自体は去年なんだよね。
でも、ボクがちゃんと聴いたのは今年に入ってからだし、12カ月連続配信の楽曲をアルバムにまとめてリリースしたのは今年なので今年の一曲ということで。
この曲も「曇天」と同じようにドラマの主題歌であっても全然違和感ない、ukkaの楽曲はどれもこれも甲乙つけがたいんだけど、どうしてもどれか一曲だけと言われたらこれになるかな。
ukkaと言ったら「リンドバーグ」や「それは月曜日の9時のように」が人気で、この2曲は確かに外に伝わる曲ではあるよね。
なので、その2曲に関しては敢えてボクがお薦めしなくてもいいかなというのもあるんだけど、ボクの中で今ひとつピンとこないっていうのも実はあったりする。
もちろんそれは楽曲に問題があるってことではなく好みね、個人的には王道からちょっと逸れてるくらいが一番ツボだったりするかな。
そうは言っても決して「おねがいよ」が王道から逸れてるというわけでもないんだけどね、そこに関してはあくまで「リンドバーグ」や「それは月曜日の9時のように」との比較での話。
BABYMETAL「PA PA YA!!」
最後に「非スタダ系」のBABYMETAL「PA PA YA!!」、この曲はとにかくもうぶっ飛んでる。
メタルの楽曲でタオルを振り回すなんて、メタル畑にどっぷりの人はまず思いつかないでしょ、そういう発想に至るところがすごいよね。
BABYMETALも王道から逸れたところを攻めるよね、だからボク的にはドストライク。
まあ、BABYMETALには王道メタル曲もちゃんとあったりはするんだけど、そもそもBABYMETALがやった時点でもう王道じゃないからね。
それにしても、3rd.アルバムは想像をはるかに超えてきたよね、あまりに先を行き過ぎていてもはや未来からタイムスリップして来たくらいのかんじになってる。
BABYMETALと言えばYouTubeを観ていて一つ気づいたんだけど、再生回数に対してコメント数がものすごく多いのよね。
しかも、何年も前の動画であってもいまだに再生回数が伸びてたり、それに合わせてコメントも増えてたりするのよね、それもけっこうな割合で。
いまだに初見の人が訪れていて、なおかつ見たら何かを言わずにはいられない、それがBABYMETALという存在なんだろうね。
楽曲に関して言うと、ライブではとにかく盛り上がるよね、これはもう体験した人にしか実際のところは分からないだろうけど。
というわけで百聞は一見に如かず、BABYMETALライブ童貞、処女の人はまず一度体験してみるべし。
まとめ
エビ中「曇天」、ukka「おねがいよ」、BABYMETAL「PA PA YA!!」、以上がボク的今年の曲。(2019年11月11日現在)
音楽難民さんにはこの3曲が入り口になったらいいかな、これは入門編として最適だと思うよ。
まずはこの3曲、それを聴いたらそれらが収録されてるアルバムも聴いてみてほしいよね。
CDはこちら。(桜エビ~ずはネットでのCD販売はなし)
今年はももクロとばっしょーの楽曲には上記3曲ほどのインパクトのあるものがなかったかな、来年には「マホロバケーション」とか「おっしょい!」みたいな強烈なのが出てくるのを期待するとしよう。
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