第二回スタプラフェス私見 その1 オープニングアクトで見つけた逸材たち

二代目シンデレラはいぎなり東北産の橘花怜さん

第二回スタプラフェス、このイベントは本来であれば2021年1月16日に行われる予定だったわけだけど、前年からの社会情勢の変化により同年の10月30日に延期となっていた。

延期となったことで、参加グループの中にはメンバーの脱退や加入、あるいはグループの解散などもあって、運命が変わってしまった人もいることだろう。

見落とされがちだけど、日程の変更によって元々は参加できなかった人が参加できるようになった一方で、逆に当初の日程どおりなら参加できていた人もいたんだよね。

そういう人がもしも参加できていたら、その後の選択は違ったものになっていたかも知れないって、そこはタラレバだけどちょっと考えてしまった。

そんな紆余曲折あってようやく開催となった今回、二代目シンデレラに選ばれたのはいぎなり東北産の橘花怜さん。

これはあくまでボクの感覚なんだけど、今回は前回よりも参加メンバーの観客、配信視聴者からの認知度が上がってたと思う。

だから、選考の基準も前回とは違ったと思うんだよね。

一人ひとりをより知った上でたった一人を選ばなければならないわけだから、誰に一票入れるのかはかなり難しかったんじゃないかな。

それについてはまた後ほど書くとして、今回のイベントを頭から振り返ってみようと思う。

今回は現地で直に観たんだけど、座席はAブロックの10列目というなかなかの良席だったね。横浜アリーナチケット

ここはステージ上手側でセンターステージからも近く、ひな壇になっているから前の人に視界を遮られることもない。

横浜アリーナ座席表

横アリで言うところの「センター」って床がフラットだから、どうしても前の人の姿越しにステージを観ることになるから、ボク的にはあまり良席ではないのよね。

オープニングアクトで気になったところ、人

まずは浪江女子発組合、なんか音が小っちゃかったよね。

最初はボクが BABYMETAL ライブの爆音に慣れてしまったのかと思ったんだけど違った、次の ukka からは修正されてたし。

あと、イベント全体で時折マイクの調子が悪かったっぽくて聞こえが悪いケースがあってそれだけが残念だった。

まあ、どんなに準備をしても突発的なアクシデントはあるものだし、現場スタッフだってもちろん最高のライブを届けるために一所懸命やってたはずで責める気はないんけど。

浪江は生で観るのは初めてだったんだけど、メンバー自体は既知の存在だからね。

あ、播磨かなさんだけ「はじめまして!」だった、でも配信で見慣れてるせいか全然そんな気がしなかったな。

正直、今回は播磨さんのシンデレラはあると思ってたんだけどね。

まあ、ももクロ玉井詩織さんも言ってたように選ばれても選ばれなくても面白いから、そこはどっちでもよかったというのもあるけど。

そういう意味では播磨さんは得なポジションだよね、AKB 総選挙で一位になるかどうかって頃の指原莉乃さんに近いかな。

一つ言っておくとそのポジションは播磨さん自身が行動して築き上げたものだからね、そこはちゃんと評価してあげないといけない。

続いて ukka、ukka も初めてだけど現れた時に何故だかグッときたよね。

この4人でよくここまで来たなって、なんかそれだけで称賛に価するって思えた。

ちなみに、このオープニングアクトでは持ち時間が一組10分となっていて、各グループ見せ方を工夫してたね。

ukka はメドレー形式で勝負曲を詰め込むスタイルできた、このあたりは持ち曲がことごとく強い ukka ならではだよね。

「恋、いちばんめ」と「それは月曜日の9時のように」と「リンドバーグ」のメドレーの他に、新曲の「WINGS」を持ってきた。

芹澤もあさんはちゃんとおでこ出してきたね、個人的にはでこ出しがデフォルトでいいと思ってるけど、実際それで認知されてるわけだし。

3組目は B.O.L.T、B.O.L.T は短めの楽曲が多いこともあってかニューアルバム「Attitude」から「Yummy!」「JUST NOD」「Please Together」の3曲を詰め込んできた。

B.O.L.T で特に印象に残ったのは青山菜花さん、歌声が力強くなってきたね。

青山さんは声も独特で一聴してすぐに分かるところが強みだよね、この時点で青山さんもシンデレラあるかもって思った。

4組目はいぎなり東北産、東北産は「うぢらとおめだづ」と「Whatever」の2曲、アゲ曲とバラードという両極端な選曲。

東北産は生で観るのは初めてだったけど、これは観たら「全力」の概念が更新されるよね。

いい意味で狂ってるのが東北産のよさだから、そこはいつまでも失わないでほしいな。

東北産で気になったのが吉瀬真珠さん、押しの強い東北産の中で控えめなキャラだけど、それとは裏腹に歌声はパワフルだった。

これはギャップだよね、見た目からは想像つかないもん。

5組目はばってん少女隊、ばっしょーは「OiSa」オンリーで勝負に出た。

これは全オープニングアクト中で一番のインパクトだったのは間違いない、感想戦でももクロの玉井詩織さんが洗脳されたって言ってたし。

この1曲集中は勝負どころでばっしょーが使う手法だよね、2017年のももクロの夏ライブの外周(SIF)では「おっしょい!」だった。

「OiSa」に関して言うと、希山愛さんの負担がものすごく大きいんだよね。

特にサビの瀬田さくらさんのメインパートの裏で「はしゃぎたい 味気ない日々では物足りない」ってかぶせるところ、メロディーと振り付けが合ってない上に動きも大きいから歌うのは大変でしょ。

歌唱面が印象的だったのは柳美舞さん、加入当初から既に歌は上手かったけどさらにレベルアップしてるね。

6組目はアメフラっシ、アメフラはここ最近の「カッコいい路線」でまとめてきた。

このセトリは「まあ、そうなるよね」ってかんじ、たぶんこれからはこういう方向で行くんだろう。

それは、例えて言うと若手のプロレスラーが経験を重ねていく中で徐々に自分のスタイルを確立して、必殺技を身に付けるいくようなもんだね。

アメフラにとっては K-POP 的なスタイルがそれで、今後はそこに磨きをかけていくって気がする。

7組目は Awww!、Awww! はこの日が最後のパフォーマンス。

2021年10月17日のラストワンマンライブで事実上は解散してるんだよね、それはまるで BOØWY が1987年12月24日に解散し、翌年4月4日、5日に解散ライブを行ったようでもある。

思ったのは、メンバーはどんなモチベーションでこの日のパフォーマンスをしたのかってこと。

ちなみに、播磨さん以外の Awww! メンバーは本編のほうには参加しなかった。

8組目は CROWN POP、クラポは一曲目に前回シンデレラとなった三田美吹さんがソロで歌った「手のひらに青空」を持ってきた。

これは前回の感動を想起させるいい選曲だったね、これだけでグッときた人もいるだろう。

ここ最近のクラポは進境著しいよね、「夏S」の頃とはもはや別のグループなんじゃないかってくらい。

その中でも特に田中咲帆さんの歌がいい、正直に言って以前はこんなに歌上手くなかったよね。

あとは全体的にビジュが強い、スタイリストさんが優秀なんだろうか。

雪月心愛さんは残念だったね、これをバネに次回(あればだけど)シンデレラになったらいいストーリーになるのに。

オープニングアクトのトリは超ときめき宣伝部、ここ最近の勢いを感じるステージだった、やっぱりヒット曲を持ってるのは強いな。

超とき宣と言えば、菅田愛貴さんが加入当時「令和一かわいいアイドル」として話題になっていたね。

その菅田さん、歌を生で聴いてみたら声が力強くて普段のキャラと印象が全然違った、ボク的にはそれがこの日一番の驚きだった。

超とき宣って、歌唱面では吉川ひよりさんと小泉遥香さんのイメージだけど、菅田さんの歌もすごくいいよね。

前半まとめ

さて、本編にたどり着く前に膨大な情報量になってしまったので今回はここまで。

ここで取り上げた B.O.L.T の青山さん、東北産の吉瀬さん、ばっしょーの柳さん、クラポの田中さん、超とき宣の菅田さんの5人は、今回ボクの中で印象が改まったというか強くなった人たち。

この5人の他に以前から注目している人たちがいるわけで、たった一人に投票するというのは至難の業だよね。

というわけで、最終的にボクが誰にどんな思いで投票したかとかはまた次回に。

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