最強アイドルメドレー2021 前編
今回は、今やすっかり目玉企画となった最強アイドルメドレーについて。
アニソンメドレーのほうもそうだけど、このももいろ歌合戦ではメドレーといえども一曲ごとに尺をたっぷり取っていてボリューミーだよね。
たぶん、本家の紅白の本編での一曲分くらいはあるんじゃないかな。
そういうところにも歌を届けるという姿勢を感じるんだよね、ということでここは語るべき要素も多いので一曲づつ深掘りしていこう。
前回の記事、オープニングから松本明子さん「港猫」までは以下から。
1.「ジュリアに傷心」(チェッカーズ)
チェッカーズをアイドルにカテゴライズするのはどうかって意見もありそうだけど、当時アイドル的人気を誇ったことは事実だよね。
まあそれを言い出すと以降の楽曲の中にも怪しいものがあるわけだけど、この企画ではそういう細かいことは抜きということだろう。
歌はももクロ百田さん、ココリコ遠藤さん、カンニング竹山さんの3人で、それぞれ鶴久政治さん、藤井フミヤさん、高杢禎彦さんのパートを担当。
あと、バックダンサーとして CZ’21 が参加。
遠藤さんと竹山さんの声が思いのほかフミヤさん、高杢さんに似ていたね、でもまさかこの二人ありきでのチェッカーズじゃないよね?
それはそれとして、百田さんはハモリパート、今回は本編でのコラボも含めてハモリが多かったよね。
聞くところによると、映画でピアノを弾くことになったのを機に歌の勉強も本格的に始めたんだとか。
その効果なんだろうね、ここ最近になって歌唱力が一段と上がった印象。
2.「すきっ!~超 ver~」(超ときめき♡宣伝部)
ここは超とき宣と松本明子さん、ももクロ高城さんとのコラボ。
これは松本さんが Twitter のほうに「すきっ!~超 ver~」のカバー動画を上げたのがきっかけで、松本さんのほうからコラボの要望があったらしい。
高城さんは超とき宣とは AYAKARNIVAL 2021 でもコラボしていて、以前からの小泉遥香さん推しでもあるよね。
ちなみに、この日の衣装はその AYAKARNIVAL 2021 に出た際に着てみたいと言っていた衣装。
この曲のイントロが鳴った瞬間、会場は「キター!」って空気になってたよ。
3.「スローモーション」(中森明菜さん)
ここはももクロ玉井さんのソロ、この曲をやってくれたのは個人的にはすごくうれしかった、ボクは筋金入りの明菜ファンだから。
ちょっと残念だったのは歌い出しのところでハウリングが起きてしまったこと、映像で見ると玉井さんが驚いてるのが分かる。
この日は他にマイクトラブルも頻繁に起きていたね、理由としてはリハーサルの時間が不十分だったからっぽい。
この日プロレスの実況をした清野茂樹アナウンサーがラジオのほうで言っていたんだけど、事前のマイクチェックもなくぶっつけ本番だったらしい。
ミスが出てしまったことに対しては現場も反省が必要とは思うけど、かと言ってそれを責めるのはちょっと酷かもしれないね。
と言うのも、これだけたくさんの人が年末の忙しい合間を縫ってスケジュールを合わせているから、どうしてもどこかにしわ寄せがいくことになる。
こういったミスが起きる背景を、現場関係者がツイートしてくれていたのでちょっと紹介しておこう。
それはそれとして、この曲を聴いてあらためて名曲だっと思ったな。
それと同時にとても難しい曲だとも思った、こんな難しい曲を普通はデビュー曲なんかにはしないよね。
4.「Butter 」(BTS)
ここは SUPER★DRAGON と BOYS AND MEN の男性グループに紅一点アメフラっシの小島はなさんという構成。
ここに小島さんを入れ込んだのは大抜擢だったけど、期待をはるかに超えてカッコよかったね。
「柚姫の部屋」の正月スペシャルで春名真衣さんが言っていたけど、ステージ裏ではモニターを見ていた女性陣から悲鳴が上がったんだとか。
女性が惚れるカッコよさというのは分かる気がする、小島さんだけでなくアメフラっシ自体がそういうグループになってきてるよね。
アメフラっシは今後、女性ファンがどんどん増えていくんだろうな。
5.「Maji で Koi する5秒前」(広末涼子さん)
ここは森口博子さんのソロ、そこにバックダンサーとして東京女子流の新井ひとみさんと山邊未夢さん、中江友梨さん、いぎなり東北産の橘花怜さん、B.O.L.T の内藤るなさん、CROWN POP の雪月心愛さん、アメフラっシの鈴木萌花さん、超とき宣の辻野かなみさん、菅田愛貴さんに前出の小泉さん。
このポンポンを持って踊るスタイルは昭和から平成初期あたりまでによくあったもので、主にスクールメイツというバックダンサーが担っていたんだよね。
こういう構成にしたのは、たぶん森口さんがそのスクールメイツ出身だからだろう。
6.「君しか勝たん」(日向坂46)
ここは私立恵比寿中学といぎなり東北産から北美梨寧さん、葉月結菜さん、藤谷美海さん、吉瀬真珠さん、アップアップガールズ(仮)から古谷柚里花さん、工藤菫さん、青柳佑芽さん、住田悠華さん。
16人なのは本家に合わせてるんだろうね、どのグループも普段こういうかわいい系の衣装は着ないだろうから本人たちもうれしかったのでは?
ここで印象に残ったのはエビ中の真山さん、とにかく楽しそうだった。
あとは小林歌穂さんね、大きいから存在感がある、エビ中内での存在感もどんどん増してきてるよね。
それと気になったのが小久保柚乃さん、なんか終始おどおどしているように見えた、よほど自信がなかったのかな?
衣装も含めて、この曲の雰囲気に特に合ってたのがその小久保さんと東北産の吉瀬さんだね。
これはあくまで個人の見解なので、観た人によって違う意見はもちろんあると思うしそれを否定するつもりは1ミリもない。
7.「吐息でネット」(南野陽子さん)
ミュージカル「ドゥ・ユ・ワナ・ダンス?」以来の付き合いでもうすっかり常連となった妃海風さん、ステージを楽しんでいるのが伝わってくる。
妃海さんは表情や動きが遠くからでもよく分かるんだよね、このへんは宝塚歌劇団という舞台で培われたものなんだろう。
ちょっと歌詞を飛ばしてたね、そういえば「すきっ!」では松本さんが飛ばしてた、連鎖したわけでもないだろうけど。
80年代のアイドルはソロの人が多かったこともあって、ダンスは今より控えめなんだよね。
それに対して今はグループアイドルが主流で、歌もパート分けができるから見映えをよくするためにもダンスは激しめというわけ。
実際、激しい振り付けの曲でも歌ってる人の振り付けは控えめになってたりするもんね。
だから、歌唱力やダンスレベルを今と昔で単純に比較することはできないと思うよ。
8.「咲き誇れ愛しさよ」(WINK)
塩野華織さんと松本さんによるデュエット、塩野さんがアイドルしている光景を観れるのはももいろ歌合戦くらいでは?
Twitter を眺めていたら「松本明子を酷使し過ぎww」みたいなツイートがけっこうあったね、でも松本さん自身は喜んでやってるはずだから全く無問題。
今、松本さんは歌の仕事ができること幸せを噛みしめているんだよね、もともと歌い手になりたくて芸能界に入ったのに長らく歌では食えなかったから。
ここまで来るにはきっと嫌な仕事だってあったはず、それでも続けてきたのはいつかこんな瞬間が訪れると信じていたからだろう。
9.「根も葉もRumor」(AKB48)
ここはももクロあーりんによるダンス選抜、メンバーはアメフラっシ、TEAM SHACHI の坂本遥奈さん、クラポの三田美吹さん、田中咲帆さん、エビ中の柏木ひなたさん、桜木心菜さん、東北産の伊達花彩さん、女子流の庄司芽生さん、アプガの鈴木あゆさん、小山星流さん、関根梓さん。
これはけっこう反響あったみたいね、なんでも振り入れは1時間で全員で合わせたのも当日だけだったんだとか。
そんな中これを生歌でやろうとか発想が狂ってるよね、というかそこにプライドみたいなものを感じたね。
15人だったのは、もしかするとエビ中の星名美玲さんが入る予定だったのかも知れない。
一つ惜しかったのはここでもマイクトラブル、Bメロの柏木さんのマイク入ってなかったよね。
他にもマイクが入ってなかった人が何人かいたと思う、あと三田さんにマイク付けなかったのは残念、ダンスも上手いけど三田さんは歌の人でもあるから。
長くなったので今回はここまで、次回は「Go!Go!Heaven」から。
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