今回はシンデレラ決定の大きなポイントになったと思われる10秒PRを詳しく見ていこうなお前回までの記事は以下から。
川瀬あやめさんと橘花怜さん、明暗を分けたのは
本戦前の全参加者による10秒アピールタイム、この後すぐにシンデレラメドレーが始まるので言葉でアピールできるのはここだけ。
ここはけっこうポイントだったと思う、ストレートにシンデレラへの想いを口にしたのは ukka の川瀬あやめさんといぎなり東北産の橘花怜さん。
今回ボクが見ていて、シンデレラ獲りに対する本気度が他の人たちよりも高く見えたのがこの二人で、それぞれが「らしい」アピールだったね。
他の人たちの中にも「シンデレラになれたら~」みたいなこと言っていた人はいたんだけど、絶対に自分がシンデレラになるんだというニュアンスではなかったかな。
まあ、思ってはいてもそれを口に出せなかったという人はいたかも知れないけどね。
川瀬さんはフェスの前から言ってたけど、シンデレラになってももクロとのツーショットでテレビや新聞、雑誌に取り上げられたいと正直すぎるアピール。
対照的に、見事シンデレラの座を射止めた橘さんはまっすぐなアピールだった。
川瀬さんも今回は本気でシンデレラを獲りにきてはいたと思うけど、明暗を分けたのは“キャラ”の違いかな。
川瀬さんのテレビや新聞、雑誌に取り上げられたいという発言は、どうしても軽いというかチャラい印象になっちゃうでしょ。
対する橘さんは絶叫するように「シンデレラになるまで帰りません!」って言ってたよね、あれで心を動かされた人は多かったんじゃないかな。
正直、この時点で勝負は8割がた決していたと思う。
まあ、だからと言って川瀬さんが橘さんのようなアピールをすればよかったとは思わないんだけどね。
だって、そういうのって川瀬さんらしくないじゃん?
本来の自分を出さずに勝ちに行ったとしても勝てないと思うし、結果的に後悔すると思のよね。
自分らしく戦って敗れたなら、悔しさはあったとしても後悔はないはずだから本人は納得してると思うよ。
そんなわけで、ボクの中での川瀬さんの好感度は今回で確実に上がったのであった。(以前が低かったという意味ではないよ)
一応言っておくと、第一回ライブスタイルダンジョンではちみつロケットとの勝負に敗れた時、川瀬さんは人目もはばからず号泣していて、ボクはそれをすごくよく覚えている。
川瀬さんは基本的にはサバサバ系なんだけど、そういう熱い一面も持ち合わせているんだよね、だから決してチャラくもなければドライな人でもないのよ。
決め手となったのは言葉の力
今回あらためて思ったのが言葉の大切さね、もちろん言葉だけでシンデレラの座を射止めたわけではないけど、投票行動に大きな影響を与えたことは間違いない。
やっぱりね、シンデレラになりたいならちゃんと言葉にしたほうがいいのよ。
これはちょっと考えてみれば分かるよね、相手の気持ちが分かっていれば何をしてあげればいいかも分かるでしょ?そういうこと。
例えば、欲しいものがあるなら日頃から人に話しておくこと。
そうすると、「○○で安く売ってたよ」とか「使ってないやつ持ってるからあげるよ」なんて声がかかったりする。
誰にも話さずにただ待っていたらそんなことはまず起きない、てゆうかむしろ起きたら怖いよね。
まあ、このシンデレラ決定戦に対する参加者の想いも、必ず個々に温度差はあるからみんながみんな宣言する必要はないとは思う。
ただ、どうしてもなりたいのであれば勇気を出して口にしたほうがいいのは間違いない。
もしかすると、他の参加者の中にも橘さんと同じかそれ以上にシンデレラに対する想いが強い人がいたかも知れない。
もちろんシンデレラになれるのは一人だけだから、口にしたら必ずなれるというわけではないんだけど。
それでもやっぱり口にしたほうがいいとは思うよ、だってそれをせずにシンデレラを逃したら悔いが残るだろうから。
実際、橘さんも前回は勇気が足りずにそれを口にできなかったことの後悔を語っていた。
そんな想いもあったからこその今回の決意表明でもあったんだよね、立派だったと思う。
そして、それを実行したからこそ掴んだシンデレラの座だったというわけ。
ファンはバックグラウンドをよく見ている
もう一つ橘さん勝因を挙げるとすると、ここに至るまでのストーリーだよね。
以前にも書いたけど、今回のシンデレラ決定戦は事前の SHOWROOM 配信などもあって前回よりも情報が多かった。
それと、前回を経て個々のメンバーの認知度も上がっていたと思うのよね。
だから、この日に至るまでに情報収集して予備知識がある中で投票した人が前回よりもはるかに多かったはず。
そんな中で、橘さんについても東日本大震災の被災者で避難所生活を経験していることや、自分も被災者であるにもかかわらず人の役に立ちたいと自衛隊に入りたいと直訴したこと、地元でアイドル活動をしていたこと、被災地を訪れたももクロを観に行った際にスカウトされたことなど、知っていた人も多かっただろう。
そういう人を見たら支えたくなるよね、そしてそういう人が選ばれたらまさに「シンデレラストーリー」である。
そうしたことを踏まえて言うと、ボクが一票を投じた ukka の村星りじゅさんは惜しかったと思う。
と言うのも、村星さんにも橘さんに匹敵するようなストーリー性があったから。
村星さんは父親が転勤族で、小学校4年生の一年間だけ静岡県に住んでいたんだよね。
そして、その時に通っていた小学校がももクロの百田夏菜子さんが通っていた学校だったという。
さらに、ちょうどその年に卒業生の学校訪問で百田さんが訪れて、それがアイドルを志すきっかけだったらしい。
だから、「私をアイドルの世界に導いてくれた夏菜子ちゃんに、シンデレラになってお礼が言いたいです。みなさん、私をシンデレラにしてください!」と言えてたら、村星さんがシンデレラになっていてもおかしくなかったと思うのよね。
でも、村星さんは前回の橘さん同様にほんのちょっとの勇気が足りなかった。
まあ気持ちは分かる、これは性格の問題だよね。
正直に言って、村星さんは現在のスタプラの中にあって必ずしも目立つ存在ではない。
それはきっと本人もよく分かっていて、「私なんかがシンデレラ宣言なんかしたらおかしいよね」なんて考えたんじゃないかな。
あと、「もしも宣言してシンデレラになれなかったら・・・?」なんてことも考えただろう。
ようするに自信がないんだよね、「私は歌もダンスも上手くないし・・・」とか思ってるから。(それは単なる思い込みに過ぎないんだけど)
でもね、そういう葛藤を乗り越えて宣言したら、その瞬間にマインドが切り替わって別人になるから、ほんの少しだけ勇気を振り絞ってほしいんだよね。
これはやってみたひとには分かると思う、橘さんは今それを実感してるんじゃないかな?
ということで、次の機会があるかどうかは分からないけど、もしあったらその時こそ村星さんには堂々とシンデレラ宣言してほしいな。
晴れてシンデレラとなったら、ご褒美として茶畑のシンデレラとユニットを組めるとかあったらいいかもね。
シンデレラ決定戦をやることの本当の意味
さて、ここまで見てきたとおりシンデレラになりたかったらそれをちゃんと口にしたほうがいい。
でも、そうなるともし全員が宣言したらどうなるか?なんて思うかも知れないね。
その場合は、やっぱり一番想いの強い人が選ばれることになる。
そうなると宣言するメリットはないのかというと、決してそんなことはない。
というか、逆に言わないことがデメリットになるでしょ。
あと、全員が宣言することで起こることがある。
それは、戦いのレベルが上がることなんだよね。
すると、必然的に参加者のパフォーマンスや表現力のレベルも上がることになる。
だから、そういう面でもより多くの人に宣言してもらいたいのよね。(もちろん本気であることが大前提)
主催者からはそういう意図があるとは聞いた記憶はないんだけど(覚えていないだけかも知れないけど)、ボクはシンデレラ決定戦をやる究極の意味はそこにあると思ってる。
そんなシンデレラ決定戦だけど、毎回恒例にするというのはやっぱりちょっと違うよね。
だけど、スタプラフェス自体は恒例行事であってほしいと思う。
そんなわけで、スタプラフェスは毎年やりながらも、シンデレラ決定戦はやるとしても数年は間を空けることになるんじゃないかな。
次があるとしたらいつかな?誰がシンデレラになるかな?その日が来るのを楽しみに待っていよう。
コメント