だいぶ前にボクがアイドル楽曲にハマった経緯を書いたんだけど、それは今現在どんな音楽を聴いたらいいのか分からないという人の参考になればと思ったから。
そう、このブログはそういう「音楽難民」の人にこそ読んでほしいと思って立ち上げたんだよね。
でも、なかなかその音楽難民には届いていないというのが現状かな。
今このブログを読んでくれている人のほとんどは、かなりの確率でグループ名に釣られてきたはずである。
そりゃあそうだよね、自分がググる立場になって考えたら推してるグループや個人名を入れるわけだから。
実際のところ、どうしたら本当に届けたい人たちに届くのか、どう書いたら検索に引っかかるのか、まだいい方法を見つけられてないのよね。
それでもいつか届くと思って書き続けているってわけ、書かないことには伝わる可能性はゼロだから。
ももクロライブ名場面 超私的3選
それはそれとして、今回は楽曲派のボクが思うももクロライブの名演、名場面を3つほど紹介しておこうと思う。
何度も言ってることだけど、それには正解がないというか人の数だけ正解があるものなので、たとえあなたの見解とは一致しなくても「ふうん、そうか」くらいに思っていただきたい。
1.2013年日産スタジアム大会「サラバ、愛しき悲しみたちよ」
まず一つ目、の2013年の日産スタジアムでの「サラバ、愛しき悲しみたちよ」、ボクがももクロに落ちたキッカケの曲である。
下記「検索」をクリックすると上記の動画が(たぶん)観れるよ。↓
この前年、ももクロは西武ドーム(メットライフドーム)で初のスタジアム進出を果たしていて、2011年あたりから観客動員がうなぎ上りに増えていってたんだよね。
そして、その翌年の春の西武ドームでの2Daysを経て夏の日産スタジアム、この時は芝生保護のためにフィールド部分が使えなかったんだけど、それでも約6万人を動員している。
ちなみに、この翌年に念願だった国立競技場でのライブが実現するんだけど、それはこの日産の前には既に決まっていたらしいね。
つまり、この日産大会(ももクロのライブには「日産スタジアム大会」のようにライブごとに大会名が付けられている)は仮想国立ライブでもあったというわけ。
この「サラバ」の見どころは、何と言っても作曲者である布袋寅泰さんとの競演だよね。
これはもうBOØWYファン、布袋ファンなら必見でしょ、円盤を買って観るべし。(残りわずかみたい)
そう言えば、布袋さんとの競演、楽曲提供はこの一回しかないから、すっかり大人になった今のももクロでもう一回やってほしいところだね。
2.2014年国立競技場大会「Neo STARGATE」
次に紹介するのは前述の国立競技場大会、夢が叶った場所での名演。
まずは以下の動画、「Neo STARGATE」を観て(聴いて)みてほしい。
この曲には、ドイツの作曲家カール・オルフによる「カンタータ」である「カルミナ・ブラーナ」冒頭の「O Fortuna(おお、運命の女神よ)」が丸々入っている。
その後に本編が続くわけだけど、まあ壮大な曲でなかなかライブで再現するのは難しい曲だよね。
それに大胆に挑戦したのがこの国立の舞台、まあこれはこういう特別な場でしかできないよね、現にそれ以降は(この形態では)披露されていない。
当該のシーンは下記に、ももクロの解説付きの動画がアップされてた。↓
これはとにかくカッコいい、もうその一言に尽きるよね。
これってさ、とてもアイドルのライブとは思えないでしょ?これを観たら「食わず嫌い」は損だって分かるはず。
この円盤、もう2DaysセットのDVDは手に入らないみたいね、Blu-rayのみわずかにある。
当該のシーンはDay2で、単独でならまだ少しだけあるみたいね。
3.ももクリ2018 SSA 大会「空のカーテン」
最後は2018年のももいろクリスマス、さいたまスーパーアリーナ大会での「空のカーテン」。
これは前述の2作品ほどの派手さはないものの、現在進行形のももクロというか、現時点での映像作品の中で最新のものなので、その中から個人的にお気に入りのこの曲をチョイスしてみた。
2018年のももクリは特に歌を聴かせる構成になっていて、バンドもストリングスを入れたビッグ編成になってるのよね。
ボクはDay2のほうを観に行ったんだけど、ももクロライブはそれまで夏しか行ったことがなかったから、だいぶ印象は違ったかな。
映像では何度も観てきてそれなりに知ってはいたんだけど、やっぱり生は別物だと改めて思ったね。
映像を百万回観たって生には敵わない、だからあなたも気になるアーティストができたら絶対にライブに足を運んだほうがいい。
ところで、ももクロって冬曲の中に名曲が多い印象がある、「きみゆき」とか「白い風」とか「今宵、ライブの下で」とかね。
次点 ももクリ2011 SSA大会 『猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」』
上記3選からは外したんだけど、ももクロが初めてさいたまスーパーアリーナ(SSA)での『猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」』も初見さんにはおススメ。
どうしてはずしたのかというと、盛り上がりに掛けたから。
というのも、「猛烈」はこの時が初披露だったんだよね、まだ誰も聴いたことがなかったからコールが入れられなかったの。
演出自体は100人のコーラス隊と、間奏のところでマーティ・フリードマンがサプライズゲストとしてギターを弾きながら登場するというもので、コールが出来上がってからであれば間違いなく盛り上がっただろう。
でも、そのおかげか次の曲「行くぜ!怪盗少女」は爆発的に盛り上がったよね。
「猛烈」でコールができないフラストレーションが、一番の定番曲で一気に解放されたんだろう。
だから、この時の演出は2曲をセットとして捉えるべきなのかもしれないね。
余談だけど、ももクリのオープニングではかつて一大ブームを巻き起こした格闘技イベント「PRIDE」のテーマ曲が使われている。
これはたぶんSSAがPRIDEの聖地だったことに由来するんだろうね、若い人は知らないかもだけど。
アイドルとかアーティストとかこだわるのはもったいない
ここまで紹介してきた曲って、あんまりアイドルっぽくないと思わない?
猛烈や空のカーテンはアイドルっぽいかもだけど、正統派アイドル楽曲というよりはややアーティスティックじゃないかな。
あと、歌はわりとしっかり歌えていると思う、初期の頃はまだしもここ最近は上手な部類に入るでしょ、実際そういう声もよく聞くし。
そういう意味でもやっぱりアイドルっぽくないと言えるんじゃいかな、アイドル=歌は上手くないってのが一般的なイメージだと思うので。
そんなわけで、今までアイドルというものに馴染みがなかった人にも躊躇していた人にも、ももクロは入口として最適じゃないかと思う。
てゆうか、アイドルとかアーティストとか、カテゴライズすること自体あまり意味ないよね。
良いものは良い、それでよくない?
好きになるかどうかはまた別として、少なくとも今のボクは色んなアイドルの曲を聴くことに対して抵抗はない、実際に聴いてみると良い曲もいっぱいあるしね。
まとめ
色々と語ってきたけど、結論としてはまず一度は観てみよう、聴いてみようってこと。
間口を広げてみたら新しい世界が見えるよ、ももクロがそのキッカケになったらいいよね。
ということで、日産スタジアムの「サラバ、愛しき悲しみたちよ」、国立競技場の「Neo STARGATE」、2018年ももクリの「空のカーテン」、まずはこの3曲の映像をチェックするといいよ。(上記リンクからどうぞ)
あ、最後に一つだけ付け加えると、オーディオセットがない場合はヘッドホンで聴くのがおススメ、細かい音まで拾えるからね。
オーディオがあるなら断然生で聴くのがいいけど、たぶん大音量は出せないだろうからやっぱりヘッドホンは持ってたほうがいいかな。
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