このブログはもともと自分が読みたいものを書くということで、自分自身を読み手と想定している。
だから、何らかのきっかけでここを訪れたあなたがこれを読んで共感できるという保証はない。
そういうわけで、もしも期待はずれだったとしても運が悪かったと思って諦めてほしい。
・・・と、この時点で期待が持てなかったら今すぐ離脱してもかまわない、というか積極的におススメする。
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・・・、お、まだ読んでる?
この時点でまだ離脱していないあなた、ここから先は自己責任でお読みください。
全力
さて、今回はももクロ成功の要因をボク自身の視点で分析してみたもので、これはすでにいろんな人によって語り尽くされていて、あなたにとって目新しいものは何もないかも知れない。
それでもこの記事はあなたを何も知らない人という前提で書き進めていく、そうしないと話が先に進まないから。
ももクロに関して必ず出てくるワードが全力、一所懸命に歌い踊る姿に心動かされるというもの。
これは理解できるでしょ、高校野球が人気なのと同じようなもの。
どうしてそんなに全力だった(全力なのは今も変わらないけど)のかというと、歌が上手いわけでもなければダンスが上手いわけでもなく、他に何も見せられるものがなかったから。
新日本プロレスに「ヤングライオン杯」という大会があって、それはキャリアが浅く技術に乏しい若手選手を対象としたもの。
ももクロのマネージャーでありプロデューサーでもある(本人はプロデューサーというのを否定していたりもするが)川上アキラ氏は熱狂的なプロレスファンである、その川上氏がヤングライオン杯に倣って「お前らには何もないんだからせめて全力でやれ!」と言ったのが始まりということになっている。
「始まりということになっている」というのは、本当のところはよく分からないから、言われるまでもなくメンバーは全力でやっていたかも知れないしね。
川上氏はよく真相をぼやかすことがあるのよね、全てをオープンにするのは野暮ってことなんでしょ。
敢えて言わないって大事だよね、それによって幻想も生まれたりするわけだから。
スターダストプロモーション
そして二点目、ボク的にはこれが一番の要因だと思ってるんだけど、所属事務所であるスターダストプロモーション(以下スタダと表記)がアイドルを手掛けた経験がなかったということ。
普通は経験というのはプラス材料と思われてるよね、求人広告なんかにも「経験者優遇」なんてのもあるし。
でも、経験があることによって新しいチャレンジができないっていうマイナス要素でもあるわけで。
何も経験がなかったからこそ、アイドルとはこういうものという固定観念に捉われることもなくタブーとされていたことにもチャレンジできて、結果として今までにない新しいアイドル像を確立することができたんだよね。
これはビジネスの世界で言う差別化、既にあるものと同じことをしてたら選ばれることはない。
先にやったもののほうがクオリティーは高いわけだから、わざわざ劣ってるものを選ぶはずがないでしょ。
かつて山口百恵さんや榊原郁恵さんなどを輩出したホリプロや、桜田淳子さんや松田聖子さんを輩出したサンミュージックのような経験豊富な事務所ではなく、未経験のスタダから出てきたというのは決して偶然じゃなく、なるべくしてなった結果なのよね。
長期的育成方針
最後の一点、これは二点目とも絡んでるんだけど、スタダが俳優を手掛ける事務所だということ。
男性では椎名桔平さん、岡田将生さん、横浜流星さん他、女性では柴咲コウさん、北川景子さん、竹内結子さん他、そうそうたる顔ぶれが並ぶ大手事務所であるスタダ、俳優さんって長期的視野に立ってマネジメントされるからね、ももクロが足かけ12年(2019年時点)にもわたって活動できているのもそういう事務所の性格によるものだよね。
アイドルって、たいていが賞味期限が短いでしょ、2~3年でやめちゃうケースも少なくない。
また、グループ自体は存続していてもメンバーは入れ替わっていて、初期からのメンバーは一人もいないってグループもあるよね。
卒業を前提としているグループって、言い方は悪いけど使い捨てなんだよね、だから長期的育成方針なんてたぶん持ってない。
そこまでひどくはないって言われるかもしれないけど、全てのメンバーの10年後とか20年後なんて考えてはいないと思うよ、せいぜい中心メンバーだけでしょ。
そんなわけで、俳優事務所であるスタダにいる限りこの先もももクロの活躍は続いていくだろうね、本人たちがやめたいと言わない限りは。
まあ、ここに挙げた3点以外にも言いたいことはいくつもあるんだけど、書いてるとキリがなくなりそうなのでこのあたりで締めておきます。
では、最後に参考動画をどうぞ、これ観て勉強してみてね。
それにしても、初期の頃のももクロってホント下手くそだな、今とは天と地ほども違うよね。
追記
ももクロをより知るための参考文献として、以下の書籍は大変おススメ。
ボクがももクロをおススメする大きな理由は、仕事や生き方、考え方など、人生に応用可能な要素が多いから。
単純に観て、聴いて楽しむだけでももちろんいいんだけど、そこから学べるものがあったほうがお得でしょ?
ということで、ぜひこの本を読んでみてほしい、ももクロに興味がない人が読んでもためになるくらいのものだから。
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