一年ぶりの福岡国際会議場
ばってん少女隊7周年記念ライブ、6周年の時以来一年ぶりの福岡国際会議場メインホールに行ってきた。
一年前は緊急事態宣言だったかまん延防止等重点措置の真っ最中で、ライブもそれに合わせて人数制限があって6~7割程度の入りだったね。
今回は制限もなく満員で一部はソールドアウト、二部もほぼソールドアウトに近い状態だったんじゃないかな。
前回は二部のみ鑑賞したんだけど今回は両部とも参戦、「粗品」も二つ頂いたよ。
この時期はちょうど博多祇園山笠の時期でもあって、街のあちこちに飾り山笠があるのが見どころでもある。
博多は山笠以外にもどんたくや放生会といった大きなお祭りがあるから、地元以外の人は観光も兼ねて遠征するといいよね。
やっぱりね、ご当地アイドルとしては地元に貢献できることが嬉しいと思うのよ。
会場の様子とセットリスト
6周年の時はまだ先行きが色々と不透明なところもあったからか、ステージはほぼ飾りもなかったんだけど、今回はセットもしっかり組んで電飾等も派手だったな。
国際会議場の客席はひな壇になってはいるんだけど、段差が比較的なだらかなのでちょっと前の人が気になるのよね。
まあ、それもライブが始まるまでくらいのことで始まってしまったらそんなに気にはならなかった。
でも、女性にとってはやっぱり見づらい会場かも知れないね。
なお、セットリストは以下のとおり。
第一部
01. YOIMIYA
02. OiSa
03. Killer Killer Smile
04. 崇シ増シXXX物語
05. 乙女の手札
06. FORCES
07. MEGRRY GO ROUND
08. 己Myself
MC
09. Just mean it!
10. わたし、恋始めたってよ!
11. Dancer in the night
MC
12. スウィンギタイ
13. ジャン!ジャン!ジャン!
14. Number Shot
15. 6STERS
16. 虹ノ湊
<アンコール>
17. ばりかたプライド
18. おっしょい!
第二部
01. YOIMIYA
02. OiSa
03. Killer Killer Smile
04. 崇シ増シXXX物語
05. 乙女の手札
06. FORCES
07. MEGRRY GO ROUND
08. 己Myself
MC
09. Just mean it!
10. わたし、恋始めたってよ!
11. Dancer in the night
MC
12. おっしょい!
13. ジャン!ジャン!ジャン!
14. Number Shot
15. 6STERS
16. 虹ノ湊
<アンコール>
17. MILLION SUMMERS
18. Over
今回は両部ともほぼ同じ、12.とアンコールが違うだけだったね。
ライブの様子
ライブは「YOIMIYA」で幕開け、これは「OiSa」以降の路線では個人的に一番気に入ってるナンバー。
人それぞれお気に入りポイントは違うはずだし楽曲に優劣なんてものはないんだけど、ボクは最近「ばってん少女隊ってどんなグループ?」って聞かれた時にはまずこの MV を紹介してる。
ボクはスカコア路線のカッコいい楽曲が好きだったんだけど、ここへきてダンスミュージック路線へと方向転換してきてるよね。
まあ、売れるためには変化も必要ではある、もともとの路線では思ったほどにはブレイクしなかったわけだし。
思えば BOØWYなんかもデビュー当初はパンクだったけど、ファーストアルバム「MORAL」は売れなかったんだよね。
その結果を受けてレーベルもビクターから徳間ジャパンに移籍、バンドも6人から4人編成となりセカンドアルバム「INSTANT LOVE」をリリースするも結果は今一つ。
そこからさらに東芝 EMIに移籍、3作目のアルバム「BOØWY」でガラッと作風を変えてようやくブレイク。
ファーストアルバムとラストアルバム「PSYCHOPATH」では作風が全然違うんだけど、バンドとしてのスタイルが変化した後も「MORAL」収録曲の「IMAGE DOWN」と「NO N.Y」だけは解散までの全てのライブでセットリストに入れていたんだよね。
そんなわけで、ばっしょーも今の路線で売れても過去の曲は干さないでほしいな。
2曲目はその転換点となった「OiSa」だったんだけど、「OiSa」はワンコーラスのみで03から08まではメドレー形式、その曲つなぎのブリッジとして「OiSa」を使うという演出だった。
メドレー形式は前年もあったけど、今回はより進化した形だよね。
そこから一旦 MC を挟んだ後09から11までは、アゲ曲が多めだったメドレーに対して落ち着いた曲調で緩急をつけてきた。
以前は勢いで押し切ることが多かったけど、最近は楽曲の幅が広がったこともあってこういう見せ方もできるようになってきたというところかな。
再び MC を挟んでからラストスパート、本編の最後はこの時点での最新曲「虹ノ湊」でフィニッシュ。
アンコール、一部はばっしょーの原点「おっしょい!」で、二部には「Over」を持ってきた。
セトリにはメンバーの意見も反映されてるみたいだけど、「Over」はメンバーからの提案だったみたいね。
この曲、6周年の際には大人のほうから提案があったんだけど、まだ無理だといって外してもらったんだとか。
それが、一年経って今度はメンバー自身から歌いたいという声が出て取り入れられたというわけ。
ライブ全般を通しての感想
ここから先は個人的な感想、気づきを記していこう。
まず最初に感じたのが柳美舞さんの声、最年少で身体も一番小さいんだけど一番声が強いよね。
これは映像を通してだとなかなか伝わらないかもね、だから映像だけを見て判断するのは早計というものだよ。
少しでも気になったらまずは現場に足を運ぶこと、そもそも実物のほうが何十倍、何百倍も魅力的だしね。
今までのばっしょーは、歌に関しては CROWN POP の三田美吹さん、ukka の川瀬あやめさんのような核になる存在がいなかった印象だけど、この先は柳さんがそういう役割になっていくんだろう。
まあ、よく言われる「歌姫」というやつね。
ちなみに、ボクはその歌姫が量産されるのがあまり好きではない。
なので、そういう言い回しはしないことにしている。
だって、なんか安っぽいかんじがするからね。
春乃きいなさん、この人は歌声からも優等生感がにじみ出てる、強いて言うなら高音域がちょっと苦手そう。
上田理子さん、ばっしょーではこの人が一番安定感あるよね、クラポで言えば里菜さんみたいなタイプ。
瀬田さくらさん、この人は声が特徴的でビジュも強い、かわいいよりも美人という表現のほうがしっくりくる人。
希山愛さん、パフォーマンスから「楽しい!」が溢れてるよね、踊っている時の表情はこの人が一番。
蒼井りるあさん、この人は「ザ・アイドル」といったかんじでポテンシャルが高いよね。
アイドル力という点で言うと、スタプラの中では超ときめき♡宣伝部の菅田愛貴さんと双璧だろう。
ばっしょーを生で観るのは単独ではちょうど一年ぶりで、最後に観たのはスタプラフェスだから9ヶ月ぶり。
思えば6周年の時は柳さん、蒼井さんはまだメンバーになって3ヶ月だったんだよね。
その時点でも既に素晴らしかったんだけど、一年経ってさらに成長してたね、思いのほか成長スピードが速い。
やっぱり環境って大事だよね、レベルの高いところ行くと眠っている能力が引き出されるから。
レベルの低いところにいたら楽ではあるだろうけど、わざわざ眠っている能力を使わなくても対処できちゃうから、成長という点で考えたら損なんだよね。
メジャーリーガーの大谷翔平選手も、日本にいたとしても相応の成績は残しただろうけど、今ほど能力は開花しなかったと思うよ。
たぶん、本人としては今のほうがより高いレベルで野球をやれている実感があるんじゃないかな。
話を戻して、成長したのはもちろん二人だけではなく他の4人もだよね、それによってグループ全体が底上げされたかんじ。
それに合わせてチーム力も向上してる、まとまりがより強まったよね。
今後の課題を挙げるとしたら、メンバー間の心の距離がもう少しだけ近くなるといいかな。
それに関しては、YouTube の GuuGoo 動画を観ていたら上田さんに対して柳さんがタメ口で返してるシーンがあったから、確実に距離感は縮まってそうであまり心配はいらなそう。
二部終了時のあいさつについて
公演終了時にメンバーがコメントと共にあいさつをしてライブが終了というのが、ももクロから始まるスタプラのスタイルになってるよね。
そこで蒼井さんが「魔法が使えるようになりたい」と言っていたんだよね、これは6周年の時にも言ってたんだけど。
いや、それもう使えてるから、何なら6周年の時点でもう使えてたし。
あと、上田さんは一時期は自信を失っていたそうで、大きな夢を見るのは間違っているんじゃないか?って思っていたらしい。
でも、このライブをやり遂げた上でもう一度その夢を見てもいいんじゃないかと思えたと言ってたね。
で、その大きな夢とはどうやら中野サンプラザのことみたい。
それを知ってボクは正直、「う~ん・・・」ってなったのよね。
2人ともよく言えば謙虚、悪く言えば自己肯定感が低いんだな、それは日本人の多くに言えることでもあるんだけど。
みんな自分を過小評価してるんだよね、本当はもっとすごいことができるのに。
てゆうか、自分なんて大したことないとか思ってるからそのとおりになっちゃうのよね。
これは精神論とか怪しげなカルト宗教の教えとかと違って、科学的にも証明されている確かな根拠に基づいたことだから。
実は、ボクたちが見ている世界というのは自分の脳が生み出した世界なんだよね。
もう少し正確に言うと、自分の脳内のイメージが反映された世界だということ。
人によって推しメンが違うというのがその証拠、それは見えている世界が違うからこそ起こることなんだよね。
人はそれぞれ「自分はこういう人間」というイメージ、自己イメージ(セルフイメージ)を持っていて、そのイメージに沿う選択と行動を無意識でしている。
なので、自分なんて大したことないと思っていたら、そのイメージにふさわしい選択と行動をしてしまうというわけ。
すると、もう必然的に大したことない人になるよね。
それに対して、「私は PayPay ドームでライブするアイドルだ!」と思っていたら、それにふさわしい選択と行動をするようになる。
そして、それによって立ち居振る舞いなんかも自然とそれにふさわしい人になっていくんだよね。
これは現実に実感してる人もいるでしょ、高校生になったら高校生らしく振る舞うとか店長になったら店長として恥ずかしくない仕事を心がけるとかって。
その結果、周囲の人たちからそういう人とみなされるようになるので、頭の中にあったイメージが現実世界に反映されて夢が現実のものとなるというわけ。
ということで、私はどんな大きな夢でも実現できるって思うことが大事、というかそれなしに夢の実現なんてありえないのよね。
そんなわけで、ばっしょーに限らず全てのスタプラアイドルさんがもっと大きな夢を見ること、自分の可能性をどこまでも信じるってことをしてほしいな。
ちなみに、ボクは全てのスタプラアイドルさんを夢のステージに連れていくと決めている。
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