前回までの記事は以下から。
今回の歌合戦の総括
前回まででひととおり振り返りは終えたので、ここではまず総括的なことを。
今回の出演者は、ももクロと総合司会の東京03飯塚悟志さん、Kiss のジーン・シモンズさんをはじめとする VTR での応援コメントを含めると実に61組、総人数では100人を軽く超えて過去裁断規模だったね。
参考までに見ておくと、紅白歌合戦のほうは特別企画枠を含めて52組なので、参加アーティストの総数ではももいろ歌合戦のほうが上回っている。
イベントの質に関しては、観た人によって評価が分かれるはずなので論評は避けるけど、量的には既に本家を超えてるんだよね。
多くの日本人からの注目が集まる大晦日という日に、それだけの規模のイベントを開催できるのって、比較の問題でなくすごいことだと思う。
それは、ひとえにももクロがこれまで歩んできた道、活動に対する評価なんだろう。
なので、ももクロはもちろんそれを支えてきたモノノフの皆さんも誇りに思っていいんじゃないのかな。
そんなももいろ歌合戦もまだまだイベントとしては完成されたわけではない、というか毎年何かしら前回までと違う点があるよね。
第3回あたりで骨格はだいぶ固まってきたとは思うけど、もしかしたら完成形というのはないのかも知れない。
常に発展途上というか、悪い点やもっといいアイデアが出てきたら柔軟に変えていく、そんな方針のようにも見えるね。
前回までとの違いでボクが気づいた点をいくつか挙げると、まずアップアップガールズ(仮)が出なかったこと。
これに関しては苦渋の決断だったんじゃないのかな、人選はももいろ歌合戦の泣き所というか、どうしても情が入るだろうから難しいよね。
特に連続で出てもらってた人を切るのは辛いはず、心を鬼にして切らなくちゃいけないわけだから。
そのへん紅白のほうはもっとドライだろう、視聴者から見たら不明瞭な点も多いだろうけどももいろ歌合戦に比べたらはるかに選考基準は厳格だろうしね。
こういう場合ってちゃんと先方に対してお断りの連絡をするのかね、それとも一切連絡はしないのか?
その対応次第では今後の関係にも影響が出そうな気もするんだけど、あらぬ誤解を与えて関係がこじれたりしたら大変だよね。
まあ、そのあたりは外野が心配してもしょうがないことだけどね、きっと業界内で何らかのしきたりみたいなものがあるんだろう。
もう一つ気づいたのは、アイドルメドレーのところでも指摘したけどキャスティングに偏りがあったところ。
特に目立ったのがあーりんの出番の多さね、アイドルメドレーでは4曲、他のメンバーは全て2曲だったから2回多かったんだよね。
後日談によるとあーりんが出した案は全て採用されたらしい、斉藤なぎささん、庄司芽生さんとのコラボ、AKB の曲ってことだろう。
それ自体はべつに悪いとは思わない、ももクロ主催の歌合戦なんだしメンバー内で理解が得られてるなら特に問題はないでしょ。
ボクがしっくりこなかったのは CROWN POP 三田伊吹さんの扱いね、もう少し初代シンデレラにふさわしい扱いをしてあげて欲しかったなと。
これはあくまでボク個人の感想だけど、なんかリスペクトが感じられなかったんだよね。
というわけで再度言おう、次回は三田さんにソロの機会を与えてあげてほしい。
クラポに関しては、他力本願になっちゃうけど松本明子さんとのコラボならワンチャン本編への出演はありえるかな。
なので、なんとか松本さんに「真っ白片思い」を歌ってもらおう、この名曲をこのまま埋もれさせてはならない。
あともう一つ、これも前回指摘したけど川上アキラ氏の不在ね。
ももクロの現場から離れたのか、現場にはいたけど表舞台には出ずにいただけなのか、確かなことは分からない。
でも、ここ最近スタプラのほうに力を入れてるところからすると、既に後進に引き継いでる可能性が高いかな。
まあ、遅かれ早かれそういう時は必ず来るからね、それがきっと「今」なんだろう。
そもそも、スタプラが発足した時点で川上さんがその統括マネージャーという立場になっていたはず。
だから、特に何かわだかまりがあって離れたとかいうことでもないだろう。
なので、今後のももクロに関しても別に心配はいらないんじゃないかな。
次回以降に出演が待たれるアーティスト
ここでは次回以降の出演アーティスト予想を、ボクの願望も込めて記しておこう。
まず、以前にも書いたけど野宮真貴さん。
その時点ではオリンピックイヤーにふさわしいという理由で挙げたんだけど、ふと BS 日テレの放送開始が夜の七時なことを思い出したのよね。
というわけで、もちろん曲は「東京は夜の七時」で決まり。
会場では時報の音と共に「午後七時をお知らせします」というアナウンスが流れ、放送開始と同時に曲が始まるっていう演出。
この曲は洗練されてて古さを感じないよね、そしてキラキラしてた頃の東京のイメージにピッタリ。
次は早見優さん、中森明菜さんや小泉今日子さんと同期の「花の82年組」だね。
近頃は昭和歌謡が若者世代でも人気のようで、優さんの「夏色のナンシー」もよく聴かれているとか。
優さんは松本明子さんとは高校の同級生で仲もよかったそうだから、そういう点でも出演しておかしくないし優さんとしても心強いんじゃないかな。
「夏色のナンシー」は亡くなられた昭和の大作曲家、筒美京平さんの作品の中でも特に秀逸だと思う。
次ははいだしょうこさん、内藤るなさんも大好きな「おかあさんといっしょ(おかいつ)」の19代目うたのおねえさんだね。
しょうこおねえさんに歌ってほしいのは「つばさ」、亡くなられた本田美奈子さんの名曲である。
知っている人もいると思うけど、しょうこおねえさんはこの曲を子ども向けのコンサートで歌っているんだよね。
他の曲では騒がしくていた子も、この曲の時だけは静かに聴いているんだとか。
この曲も歴史の中に埋もれてほしくないのよね、なのでどうしても出てほしい人の1人。
次は森高千里さん、曲はやっぱり「私がオバさんになっても」かな。
公式に上がってる動画は当時のものだけど、いまだに“オバさん”にはなってないよねぇ・・・。
森高さんとももクロはもう何度も共演してるから繋がりはあるよね、あとはもうオファーするだけじゃない?
余談だけど、この人はボクと同い年である。
次は荻野目洋子さん、となると曲はやっぱり「ダンシング・ヒーロー」になるんだろうな。
正直に言うとボクはこの曲があまり好きではない、何故かというと洋楽カバーだから。
この時代にはまだそういうの多かったんだよね、石井明美さんの「CHA CHA CHA」とか森川由加里さんの「SHOW ME」とか。
ひと昔前に岡本真夜さんの「そのままの君でいて」の盗作騒動があったでしょ、上に挙げた曲は盗作ではないけど日本人としてはなんか誇りが持てないのよね。
荻野目さんには他にいくつもヒット曲があって、「六本木純情派」のほうがおススメできるかな。
あとはブレイク前の「恋してカリビアン」とかね、知る人ぞ知る西武ライオンズ秋山幸二選手(当時)の応援歌。
あ、最近ではサッカー乾選手のチャントだったりもするのか、この記事を書くために色々と調べてみて知った。
上記の人たちに限らずまだまだ他にも候補はいるんだけど、とりあえずはここまでにしておこう。
まさかの超大物の参戦も?
前項で挙げた人たちはわりと実現可能性の高い人たちで、何人かは近いうちにお目にかかれると思う。
ということでここでは大穴候補を挙げておこうかな、一応の根拠も添えて。
まずは矢沢永吉さんね、と言ったら即座に否定されそうだけど。
これは決して単なるボクの願望ではなくて、ちゃんとそう思える出来事があったから。
その出来事とは、「E.YAZAWA SPECIAL EVENT ONE NIGHT SHOW 2022」である。
それは矢沢さんによるフェスで、最初に行われたのは2019年らしい。
そのフェスは、ボーダレスでアグレッシヴなアーティストに出会ってほしいという矢沢さんの想いから開催されたんだそう。
2022 はその第2弾だったわけだけど、そこに BiSH が呼ばれていたんだよね。
第3弾については現時点(2023年3月)では発表されてはいないけど、もしもあるならそこにももクロが呼ばれる可能性はゼロではないだろう、BiSH が呼ばれたくらいだから。
その“矢沢フェス”が開催されてももクロが呼ばれた場合という条件が付くけど、実現したら「行って来い」の関係で可能性は一気に高まると思う。
ただ、ももクロのフェスへの出演が実現した後にも、矢沢さんのももいろ歌合戦参加にはネックになりそうなことがある。
それは、矢沢さんが過去に紅白歌合戦に出た時は全て特別枠だったこと。
白組メンバーとしては一度も出てないんだよね、そんな矢沢さんが紅白とは別のイベントとはいえ歌合戦の本編に出てくれるかどうか、そこが気になるところ。
まあ、それなら紅白同様に何らかの特別枠を作ってもいいかなとは思うけど。
これ、実現したら五木ひろしさんが初めて出てくれた時かそれ以上のインパクトだよね、世間がざわつくことは間違いない。
というわけで、まずは矢沢フェスの第3弾の開催とそこにももクロが呼ばれることを期待しよう。
ちなみに、矢沢さんが出てくれたら何を歌うだろう?
盛り上がるのは「止まらない Ha~Ha」だよね、これも「タオル曲」だしいいんじゃない?
次は北島三郎さん、これもまた荒唐無稽に思われるだろうか?
今回の歌合戦に出てくれた、「ukka のジィジ」こと山本譲二さんは北島さんが師匠だよね。
現在はお互い別の事務所だけど、それはべつに喧嘩別れしたとかいうことではなくて、付き合いは今も続いている。
そんなわけでももクロとも間接的には繋がったと言えるかな、それ以前に紅白で競演してるから既に面識はあるはず。
それにプラスしてボクが可能性を感じたのは、以下の記事を読んだから。
関係者によれば「コンサートの出演オファーも来ているし、機会があれば『サブちゃんと歌仲間』のスペシャル特番もやりたい」。北島に終わりはない。
「コンサートの出演オファーも来ているし」の部分ね、もちろん無条件で何でも受けるわけじゃないだろうけど、オファーすれば出てくれる可能性はあるんだよね。
失礼を承知で言えば、矢沢さんにせよ北島さんにせよ現役の期間はこの先そんなに長くない。
ももクロサイドとしては水木一郎さんを呼べなかった後悔がきっとあるはず、なので快諾が得られるかどうかは分からないけどとにかくオファーはしてほしい。
北島さんが出るとなったらやっぱり「まつり」でしょ、日本の年越しはこの曲が一番似合うよね。
あと、もう一人ボクがどうしても出てほしい人がいる。
それは、中森明菜さん。
ただ、現時点では実現の可能性は限りなく低いよね。
それは、これまでほぼ接点がないだろうから。
まあ、それ以前に明菜さんがまだ活動再開してないからね、アナウンスがあっただけで。
明菜さんがボクの思っているとおりの人ならば、きっとももクロのことは好きだと思う。
明菜さんってプロ意識の低い人は嫌いだけど、上手い下手にかかわらず一所懸命やってる人のことはちゃんと認める人なのよね。
当時おニャン子クラブという素人集団が人気で、そこから出てきたある派生ユニットのことは認めていなかったけど、工藤静香さんとかしっかり歌と向き合ってた人のことはちゃんと認めてたのが明菜さん。
THE ALFEE の坂崎幸之助さんは「ももクロと仕事をして嫌いになる人はいない、絶対に好きになる」って言ってたけど、それは明菜さんにも間違いなく伝わるから。
なので、明菜さんが活動を再開して繋がりさえ持てれば、意外と可能性はあると思うよ。
ということで、上記に挙げた人の中から何人が出ることになるか、今後が楽しみである。
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