良曲ぞろいのばってん少女隊はなぜ現在までブレイクできずにいるのか?

おかしい!

何のことかと言えば、ばってん少女隊がデビューから現在に至るまでの間に、広く世間に知れ渡るレベルでのブレイクをしていないことに対して。

これはもうメジャーデビュー曲「おっしょい!」を聴いて以降、ずっと思っている。

ばってん少女隊の楽曲には名曲が多いが・・・

「おっしょい!」に限らず一度聴いたら忘れない、強烈な中毒性のある曲をいくつも抱えながらブレイクしないなんて、そんなことがあるだろうか?

いや、あっていいのか?

いいわけがない、でも現実にはここまでその「あってはいけないこと」が起こっている。

それに対しておかしいと言っているのである。

この想いはいわゆる“推し補正”というやつなのだろうか?

いや、そんなはずはない。

自分で言うのもなんだが、ボク自身は音楽に対してはフラットであり、かなりフェアなジャッジをしてるつもりだ。

SNSなどで初見の人の声を拾ってみると、ばってん少女隊は曲がいいという声は多い。

実際、「OiSa」のMVのYouTube再生回数は500万回(2025年10月現在)を超えている。

これはばってん少女隊の他のMVと比べて圧倒的に多いので、ファン(いわゆる隊員)以外も多く惹きつけたはずである。

今にして思えば、この「OiSa」リリースのタイミングが最大のブレイクチャンスだったのかも知れない。

ただ、その時期は社会情勢的にも色々と難しかったというのも事実で、ブレイクしきれなかったのも致し方ない気はする。

まあ、過ぎてしまったことを今さらどうこう言っても無意味である。

なので、これからどうしたらこの素晴らしい楽曲たちを世間に届けることができるのか、それを考えてみたいと思う。

実は、最近あるグループを見ていてちょっと危機感を持っている。

2025年3月、浅井アヤネさん、逢里みうさん、日南心那さんをメンバーとして新たに加え8人体制となったばってん少女隊。

それを機に福岡在住だった既存メンバー5人は上京、グループは新たに東京も拠点に加え2拠点体制に。

それは相当な覚悟であることは想像に難くない、退路を断ったということだろう。

そんなばってん少女隊がブレイクしない、そんなことは万に一つもあってはならない。

なので、自分にできることは何でもやろうと思っている。

BABYMETALのブレイクの要因

ばってん少女隊がブレイクするために何が必要なのか、それを考える際に一つ参考になると思われるのがBABYMETALである。

BABYMETALはどのような戦略でブレイクしていったのか、テレビ番組EIGHT-JAM(2025年10月放送)にてマネージャー、プロデューサーであるKOBAMETAL氏が語っていた。

氏いわく、モーニング娘。やAKB48、もいろクローバーZに私立恵比寿中学などグループアイドルがひしめき合っていた2010年当時、これから立ち上げるグループの方向性について構想を巡らせていたそうである。

そんな中、自分が一番好きで自信のあるヘヴィメタルで、握手会などの特典会は一切せずライブ一本で勝負し、なおかつ海外を主戦場とすることを決めたらしい。

ヘヴィメタルをやるにあたってもう一つ考えたことは、メタリカやアイアン・メイデンといったレジェンドたちができないとは何か?ということ。

そこで、メタルのサウンドに合わせて踊る(しかも複数で)スタイルに思い至ったというのが真相みたいだ。

つまり、他がやっていないことを徹底的に考え実行したのである。

多くの人は、いま何が流行っているかと考えそこに乗ろうとする、既にある成功例を模倣するのだ。

アイドル業界で言えばメンバーカラーを取り入れるとか、最近だと“かわいい”に全振りするとかいったところ。

でも、それだとどうしても競争率の高いところにわざわざ入っていくことになる。

なので、ブレイクできるかどうかは運の要素が強くなってしまう。

なので、やはりBABYMETALのように独自性を追求するのが賢明なのである。

ばってん少女隊の独自性とは

さて、ばってん少女隊にはどんな独自性があるだろうか?

まずは九州というバックボーン、でも九州を拠点としているグループはHKT48を筆頭にけっこういる。

なので、それだけで独自性とするにはまだ少し弱いとは思う。

一つ他と違っているのは”和”要素で、これは(初期)ももクロの影響もあるのか。

ただ、新体制移行後はこの”和”要素が少し後退してしまっているのでちょっと気がかりではある。

音楽面では現在はEDM(エレクトリック・ダンスミュージック)、ちなみにメジャーデビュー当初はスカコアを基調としたバンドサウンドった。

ボクはずっとそれでいくものだと思っていたのだが、2nd.アルバム「BDM」では少し方向性が変わっていた。

さらに、3rd.アルバム「ふぁん」ではファンクミュージック主体へと変わっていった。

運営サイドとしては最初からアルバムごとにテーマを絞ってやっていくつもりだのかも知れないが、ボク自身はスカコア一本で行くべきだったと思っている。

何故なら、そのジャンルを専門にやっているアイドルなんていなかったから。

ここでまたちょっとBABYMETALについて言及すると、デビュー曲「ド・キ・キ☆モーニング」は衝撃的だった。

前述のEIGHT-JAMでSU-METALが、「世界中からコメントが来たけどほぼ全てが批判的なものだった」と語っている。(コメント欄を見てほしい)

まあ、ヘヴィメタルというジャンルのファンは保守的な人が多いので当然と言えば当然だろう。

とはいえ、それだけ批判が多いというのは注目されている証しでもある。

SU-METALも「無視されるよりは全然いい」と言っていたが、そこには大きな可能性があったわけである。

ちなみにボクは今のばってん少女隊の路線を否定しているわけではない、ボク自身はバンドサウンドのほうが好きなのだけれど、ばってん少女隊には今の路線が一番フィットしていると思う。

怪我の功名というか、結果的には路線変更してよかったのだろう。(但しEDM自体には独自性はない)

こうしてみてみると、ばってん少女隊の持つ一つ一つの要素には独自性はない。

でも、九州、和、EDMというそれぞれの要素を掛け合わせると、ほかにそんなグループはないのである。

なので、この3要素を併せ持った楽曲をやっていくのがベストだろう。

そう考えると、新体制後にリリースされた楽曲はちょっと弱いかなとは思っている。

まあ「九祭」や「九伝」の楽曲全てが上記3要素を満たしているかといったら必ずしもそうではないのだけど。

例えば、「わたし、恋始めたってよ!」は歌詞も衣装も特に九州要素はない。

それでもMVのロケ地は長崎県の壱岐の島だったりする、なのでせめてMVは九州で撮ってほしいかなとは思う。(予算的な制約とかあるだろうけど)

そして、新体制後は衣装にも変化がみられる。

8人と大人数になったことで、メンバーカラーを強調するのは理解できる。

でも、衣装の“和”がほぼない(髪飾りとか、わずかにはあるのだが)のがどうにも気になってしまう。

九祭、九伝、OiSa、YOIMIYAのような衣装のほうが断然独自性がある、ここ最近の衣装は他のグループとの見分けがつきづらいのである。

まあ、フリフリのかわいい衣装を着たいメンバーの気持ちも分からなくはないのだけど、まずはブレイクすることが先決だと思う。

それはアリーナを埋めるくらいになって、テレビからも引っ張りだこというくらいになってからでも遅くはない、というかそれを楽しみに今を精一杯やるのがいいのでは?

というこで、ばってん少女隊は「九州×和×EDM」にこだわって勝負すべし。

リリースイベント、フリーライブ、フェスでの最適な取り組みとは?

ばってん少女隊の特徴の一つは音楽性にあると思う、アイドルらしからぬアーティスティックな楽曲が多いのである。

そしてそのクオリティーが高い、名曲と言えるものが多く楽曲にはとても恵まれているグループだろう。

つまり、たまたま曲を聴いた人が「ん?何この曲!」とか「お?!これいいじゃん!」というかんじで引っかかりやすいのである。

前述したように、ボクも「おっしょい!」を聴いてばっしょーに興味を持ち、そこから他の曲も聴くようになり現在に至る。

そういうハマり方って、いわゆるドルオタではなく音楽好きのタイプだろう。

なので、ばっしょーの潜在的なファン層はそこにあると思っている。

そんなばっしょーの楽曲群の中でも、特に“つかみ”となりそうなのは「OiSa」と「でんでらりゅーば!」だろう。

この2曲はなにしろ中毒性がすごくて、一度聴いたら耳から離れない。

そういった理由から、リリースイベントやフリーライブ、フェスといった通りがかりや初見の人の割合が多い現場では、最低でもどちらか一曲(フェスなら2曲とも)は使うべきだろう。

そこをきっかけに興味を持ってくれた人が「和・華・蘭」あたりを聴くと、「このグループは間違いない!」と思うはずだ。

「和・華・蘭」はリリイベ、フリラ向きではないよね、でも聴いてもらいたい名曲。

ここでボクが一つ気にかかっているのが、例えば「MEGRRY GO ROUND」のような3rd.アルバム以前の過去の楽曲の使いどころである。

一般的なアイドル好きの人たちはあまりこだわらないのかも知れないけれど、いわゆる“楽曲派”の人たちはどう受け取るのだろう?

EDM好きで入ってきた人が、いきなりゴリゴリのバンドサウンドを聞かされたら戸惑ったりしないかと気になってしまうのである。

なので、リリイベ、フリラにおいてはそういった曲は(やるにしても)最小限に留めておくべきかと思う。

そもそも無銭イベントは新規客獲得が一番の目的だからね、過去曲が聴きたい古参の人たちは単独ライブで。

フェス(ロッキンやLucky Fes等アイドルフェスでないもの)に関しては、可能であればやはりPARKGOLFさん帯同が理想かな。

これまでは“かわいい”が全盛できたけど、ここに来て変化の兆しも見えてきた。

2025年後半からハロープロジェクトのJuice=Juiceの「盛れ!ミ・アモーレ」がバズっている、この曲はそれまでのかわいい系ではない。

これはとてもいい傾向だと思う、スタプラもしっかりと歌って踊ることを信条としている集団だから。

ボクはライブで声出しができなくたった時期に、これからはしっかり歌えるアイドルの時代が来ると言った。

そこからちょっと時間はかかったけど、今ようやくそういう時代になりつつあるのかなと思っている。

2026年、時代はようやくばってん少女隊に追いつきそうだ。

ここまで地力を蓄えてきた分、ここから先は一気に駆け抜けていこう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました