一年ぶりのクラポ単独ライブ
2022年7月24日、『CROWN POP 単独ライブ「豊洲に来て」@豊洲 PIT』に行ってきた。
クラポの単独ライブを観るのはほぼ一年ぶり、Zepp DiverCity での「CROWN POP STYLE 」の~again~ と ~next~ の両部以来だね。

なんでも今回はクラポ史上最大規模の会場ということで、ここでコケさせるわけにはいかないという想いもあったのは確か。
ちなみに、豊洲 PIT はスタンディングでのキャパは約3,000人みたいだけど、この日は座席指定だったので約1,300といったところ。
あれ?1,300くらいなら過去にも動員してたんじゃないの???
チケットは完売しなかったみたいで席の埋まり具合が気になったんだけど、最終的に9割がた埋まっていたので一安心。
なお、最寄り駅の新豊洲の周辺は飲食店とかほぼないので注意。
ボクはピットの隣にあるフットサルのスペース内にカフェがあったので、しょうがないからそこを利用した。
まあカフェといっても本格的なものではないから、これから行く人はメニューはあまり期待しないほうがいいかも。
「クラポの近くに来て」シートの特典
今回の席は「クラポの近くに来て」シート、2~4列目というステージから5mくらいの前方の3列目の席だった。
このチケットには、メンバーの生写真付きアルバムと特典券がついていた。
アルバムのサインは雪月心愛さん。
ボクは日頃は特典会には行かない人なんだけど、せっかくの機会なので2ショットを撮ってもらった。
箱推しの身としては2ショットを誰と撮ってもらうか悩むところなんだけど、今回は(次があるかどうかは分からないけど)三田美吹さんにお願いしてみた。
三田さんに決めた理由はシンデレラだから、そこはもう最大限の敬意だよね。
ライブの印象
ここからはライブ本編について、なおセットリストは以下のとおり。
そういえば、クラポってアルバムはまだ一枚しか出してないんだよね。
そのせいで、どうしてもセトリに幅がなくなってしまいがちという気はする。
なので、そろそろセカンドアルバムを出してもいいんじゃないかな。
同じキャリアのばってん少女隊は今度4枚目のアルバムを出すし、ukka なんかも同じく少ないほうだけど2枚は出してるからね。
まあ、ukka に関してはとにかく個々の曲が強いからそれでも勝負できてるところはある。
クラポも5人体制になってからはまだ出てないわけだし、もしかしたらもう話は進んでいてあとは発表を待つだけなのかも知れない。
話をライブ本編のほうに戻して、まずグループ全体の印象で言うと一年でかなりアップしてるよね。
全体が底上げされたというか、CROWN POP ってこういうグループというのができてきたというか、言葉にするとそんなかんじ。
そこはちょっと表現が難しいんだけど、決してそれが今までがなかったということではなくて、より輪郭がはっきりしてきた、カラーが鮮明になってきたという意味ね。
それを強く感じたのが9曲目の「Crossover」を聴いたときで、ユニゾンがとてもきれいに響いていたから。
ももクロもユニゾンがすごくきれいなんだけど、この日のクラポにそれに似たものを感じってわけ。
個人で言えば田中咲帆さんの声が強くなってきたよね、すごく存在感が出てきた。
8曲目の「To Do」、今回は田中さんと三田さんによるユニットだったけど、三田さんの声の圧に負けてなかったよね。
今後はこの二人がパワフルボイス系としてグループを引っ張っていくのかな、太い声が二人いるっていいな。
里菜さんは歌がとても安定してる、それゆえ目立たず見過ごしがちになってしまうけど、クラポを歌唱面で支えてるのはこの人だよね。
藤田愛理さんと雪月心愛さんはグループのアイコン的存在だね、歌唱よりも今はまだキャラタイプだけどグループにはそういう人も必要。
あ、もちろん歌唱がダメという意味ではなく色んな人がいて一つのグループってことね、つまりは役割。
プロなんだから歌なんて上手くて当たり前、それ自体には大して価値はない。
歌の上手さってことで言うと、ボイストレーナーの人なんて本当に上手いからね。
でも、そういう人がどうしてそんな裏方の仕事をしているのかというと、ぶっちゃけフロントとしての需要がないからでしょ。
つまりはそういうこと、上手ければいいってもんじゃないのよ。
まあ、何を持って上手いとするのかの定義にもよるけど、上手いから売れるってわけじゃないことは確か。
強いて言うなら、聴く人の琴線に触れる歌が歌えるのが上手いということなんじゃないかな、多くの人はそういう意味で「上手い」と言ってると思う。
そういったことを踏まえて言うと、今のクラポは普通に上手いと言って差し支えないだろう。
今回のライブは、少ない持ち曲の中でよく練られたセトリでよくできてたと思うよ。
アンコール中の MC で抱いた違和感
アンコールの中でそれぞれが感想を言ってたんだけど、その様子を見ていてちょっと心がざわついたんだよね。
というのも、里菜さんの様子がおかしかったから。
それは、あいさつの順番がいつもと違っていたせいもあるんだろうけど、きっとこのライブに至るまでに色々とあったんだろうね。
ボクは何かよからぬことを言い出すんじゃないかと気が気ではなかったんだけど、それはなかったので一安心。
でも、苦しい胸の内を明かしてたね、思いどおりにいかないことも多かったのかな。
これは全くの想像だけど(←ここ重要)、もしかしたら大人から厳しい現実を突きつけられたのかも知れない。
「クラポはここで終わりじゃないぞ!」という(趣旨の)里菜さんの言葉からそれを感じたんだよね、でもそういう言葉を吐くからには当然メンバーの心だって折れてはいない。
そういえば、そんな心情を表したかのような新曲、「僕らの証し」をこのアンコール中に初披露してたね。
というわけで、ポッパーの人たちは今は特に推しを強く支えてあげるべき時だと思うよ。
そして、運営の人たちはメンバーに戦うための武器を授けてあげてほしい。
武器というのは、ばってん少女隊の「OiSa」やukka の「それは月曜日の9時のように」、超ときめき♡宣伝部の「すきっ!」のような強い楽曲ね。
そういう意味でもニューアルバムに期待、ukka の「octave」くらいのクオリティのものが欲しいな。
あと、個人的な希望としてはバンド編成でのライブね、クラポ楽曲はバンドサウンドのものが多いから。
今のクラポは武器さえあればちゃんと戦える、そう思えたライブだった。
ブレイクはもうすぐそこ、チームクラポもポッパーさんもそれを強く信じてほしいね。
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