ライブスタイルダンジョン Vol.2 観戦記 多事務所によるガチンコバトル

よりガチ感を増したライブスタイルダンジョン

ライブスタイルダンジョン、これはやっぱり面白い。

二回目となった今回は前回覇者の桜エビ~ず(以下桜エビ)、2位のはちみつロケット(以下はちロケ)、3位のアメフラっシ(以下アメフラ)のスターダスト勢と、他事務所からアップアップガールズ(2)(以下アプガ2)、monogatari(以下モノガ)が参戦し、なおかつ審査員が5人となったこと(前回は4人)で引き分けも排除されて、よりガチ感の強いイベントになってたね。

ただ、細かいルールに関しては説明がなかったからよく分からないんだけど、色々と不透明と思われるところはあったかな。

このライブスタイルダンジョンでは、個々のグループ同士が総当たりで対戦しその度ごとに審査員によるジャッジがあって、その得票数によって順位が決まるルールとなっている。

でも、それだと個々の対戦の勝敗よりも得票数のほうが大事ってことになるでしょ?

だから、4戦全勝でも優勝できないというケースも出てくるんだよね。

例えば、4戦とも3対2で勝利した場合の得票数は12になるけど、2戦を5対0で勝って1戦を1対4で負けてもう1戦を2対3で負けたとすると、2勝2敗でも得票数は13で上回ることになる。

そうなると、無敗のグループが2敗したグループよりも順位が下になるという珍現象(?)が起きるんだよね。

実際にこういうケースになった時、ファンがどう感じるかってのは気になるところだよね、釈然としないって人もけっこう出てくる気がするな。

竹中夏海さんの役割とは?

なんてことを考えてたんだけど、もしかたらそれは敢えてそうしてるのかも知れないとも思ったのよね。

どういうことかというと、それが敗者を守ることにもなるということに気づいたんだよね、そのへんはガチンコの中にもプロレス的要素があるというか。

「ウチは優勝はできなかったけど、勝ち数では上回ってたぞ!」とか、言い訳の余地を残すことで敗者にも一定の配慮をしてるんじゃないかなってね、これは深読みかな?

曖昧さということで言うと、審査員が必ずしも公平中立ではないところもわざとそうしてるのかも知れないね。

プロレスでは悪役贔屓のレフェリーとかいて、それによってベビーフェイスの選手が負けてしまうなんてことがある。

そういう場合、敗因をレフェリーに求めることができるでしょ、それによって敗戦によるレスラーの商品価値の低下を軽減してたりするるんだよね。

竹中夏海さんもそういう役割で審査員に置かれてるのかもなんて思うのよ、それだとファンも自分の推しの敗因を「アイツのせいだ!」って言えたりするじゃない?

そこまで考えて作られてるんだとしたら奥が深いよね、企画の詳細までは聞いたことがないから真相は分からないんだけど。

まあ、結果から言うと今回もそういう「ねじれ現象」は起きなかったんだよね、今後そういうケースも一度は見てみたい気もするな。

勝敗や票数と力量の関係

さて、今回はアメフラが優勝ということで前回の雪辱を果たした形だね、ボクが期待していた桜エビの連覇はならなかった。

ちなみに、得票数はアメフラ15に対して桜エビは14で、直接対決ではアメフラ4に対して桜エビ1だったから、これがもしアメフラ3の桜エビ2だったら逆に桜エビが優勝してたことになる。

ということで、桜エビも連覇は逃したとはいえ紙一重の戦いだったと言えるかもね。

なお、3位以下はアプガ2が10、はちロケが7、モノガが4で、勝敗的にはアメフラ、桜エビがそれぞれ3勝1敗、アプガ2が2勝2敗、はちロケ、モノガがそれぞれ1勝3敗といった結果に。

こんなふうに数字で示しちゃうとグループの力に開きがあるイメージかも知れないけど、実際にはそれほど力の差はなかったというのがボクの印象。

そもそもさ、たとえ5対0という結果が出たとしても、それは必ずしもワンサイドとは限らないからね。

審査員の印象としては51対49だとしても必ずどちらかに入れなきゃいけないんだから、それは最終的に1対0ってことでしょ、そういう人が5人いた結果の5対0だったりするわけ。

それにね、普段のライブや対バンとも違うスタイルだから戦い方も違うのよ、野球で言うとペナントレースと日本シリーズの違いみたいなかんじかね。

審査員の人も言っていたけど、このライブスタイルダンジョンはセットリストの組み方が勝敗を大きく左右するよね。

勝ち負けとは別次元の勝負もある

それと、前回も言ったけど対戦順、対戦相手によっても結果は違ってくる。(印象が変わるからね)

ライブスタイルダンジョンの第2弾が開催されると聞いて
知らない人のために一応説明しておくと、参加グループがそれぞれ1対1で持ち歌を披露して対戦して勝敗を争い、全グループと対戦していく総当たり形式で最も得票数が多かったグループが優勝というルールのイベントである。

象徴的だったのははちロケの第4戦、モノガとの対戦だね。

はちロケは前回同様に3戦目まではコミカル路線で行っておいて、最後に「フレンドリーム」で正統派アイドルとして勝負するというギャップ萌えの効果によってまんまと勝ちを引き寄せてた。

ちなみにはちロケはこの最終戦が唯一の勝利、しかも5対0という完封勝ち。

これはやっぱり3戦目までがフリとしてしっかり効いてるからこそなんだよね、はちロケにはこの戦いに対する組み立ての上手さがある。

ただ、その戦い方は最後に勝ちを得るためにそれ以前の戦いを犠牲にしてると言えなくもないよね。

そんなわけで、今後はちロケが優勝するには3戦目までの戦い方がポイントになってくるかな。

これは想像なんだけど、もしかしたらはちロケは勝ち負けとは別のところで勝負してるのかも知れないね。

いかに爪痕を残すか、人の印象に残るかというところを第一に考えてるというか、他のグループよりもそこに対するこだわりが強いんじゃないかって気がする。

N国党のような戦い方のはちロケ

悪名は無名に勝るって言葉もあるくらいで、やっぱり知ってもらってナンボなのよね。

余談だけど、ここ最近世間を騒がせているN国党がやってるのがまさにそれ。

党首の立花孝志氏はまず知ってもらうために意図的に炎上を仕掛けてるのよね、政策を訴えるのはその後という戦略なわけ。

今回のはちロケは歌唱メンの塚本颯来さんと「飛び道具」播磨怜奈さんを欠いた編成で(理由は不明)、なおかつ少し前にはエース雨宮かのんさんの卒業というダメージもあったので、苦肉の策という面もあったかも知れないね。

まあ、どちらにせよはちロケは真っ向勝負するタイプのアイドルではないかな。

新日本プロレスで言うと矢野通選手みたいなバイプレイヤータイプだね、自分が光るよりも相手を光らせることで存在感を示すタイプだろうか。

モノガに足りなかったのはツキ!?

話を戻して、モノガはそんなはちロケに完全に翻弄されちゃったかんじだったね、採点は0対5だったけど二回目にやったら逆の結果になっても全く不思議じゃない。

もう少しモノガに関して言うと、初戦の相手が前回優勝の桜エビだったりとか巡り合わせの悪さもあったよね。

今の桜エビと真っ向勝負したらやっぱり分が悪いと思う、しかも一番の自信曲である「リンドバーグ」をぶつけられちゃったし。

それでなくてもアウェイってだけでなかなか普段通りの力は出せなかっただろうところも考慮すると、今回の結果も決して力負けではないのでまた参戦して力を示してほしいかなと思う。

ボクは非スタダ系のアイドルさんはほとんど見てないので、モノガについても名前くらいしか知らなかったんだけど、ヴォーカルが強いグループというのが視聴後の印象。

バラエティも優秀なアプガ2

アプガ2はというと、ハロプロ要するアップフロント系の事務所ということでやっぱり地力があるなっていうイメージ。

アップフロント系の人は、「プロである以上は歌は上手くて当たり前、下手だと思ったら練習しろ!」というつんく♂イズムとでもいうべきものが下地としてあるから、そういう面での信頼感はあるよね。

まあ、それでも最終的には歌は上手い下手ではなかったりするけどね、だからと言って歌を軽視するのはまた違うという。

アプガの場合はさらにバラエティ的要素もしっかり備わってるから、わりと対外試合向きじゃないかな。

アプガ2は優勝したアメフラには3対2で勝ってたし、負けはしたけど準優勝の桜エビとは2対3で互角に勝負してたから、次に参戦したら優勝しても不思議じゃないかな。

ということで、アプガ2に関しても継続参戦を希望。

最後に

さて、あとは桜エビとアメフラの評価がまだなんだけど、ここまで書いてきてかなり長くなってしまったので、あらためて別の記事として書こうかな。

実はこの時点でまだ言いたいことの半分も書いてなかったりするのよのね、自分でも驚きだけど。

そんなわけで続きはまた次回に、次は桜エビとアメフラの評価とイベントの今後についての予定。(予定は未定なんてのはよくあることだよね)

あ、今回のライブスタイルダンジョンはニコニコ動画のほうでプレミアム会員登録していると、タイムシフトでまだ観られるよ。

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