撮影行為を快く思っていないアーティストは多い
つい先日、「マドンナ、コンサートでスマートフォン使用を禁止へ。」という記事を目にしたんだよね。
これについてはボクも日頃からいろいろと考えていたんだけど、記事を読んだこの機会に思うところを記しておこうと思う。
ビヨンセはイタリア公演中、撮影している観客に「あなた、私をビデオカメラで撮るの止めてくれるかしら。だって私は実際にここにいるわけだから。カメラを通してじゃなく、現実で楽しんでくれる?」と直接訴えていた。 ー 記事より引用 ー
アーティスト側のこの言い分はよく分かる、ステージから見ると撮影している人たちはライブに参加していないように見えて気分が悪いんだろう。
ライブって観客も含めて一つの作品だと思うのよね、最終的にその作品の出来を左右するのは観客の振る舞い次第だと思う。
そういう意味で言ったら、ライブ中にスマホで撮影してる人がいる景色は美しくないので、ボクも撮影行為はないほうがいいかなと思ってる。
簡単に禁止と言えない理由
でも、だからと言って全面的に禁止するべきでもないと思ってるのよね。
というのも、撮影された写真や動画がネットで拡散されることにって、結果的にそれが有効なプロモーションとなりうるから。
それだと広告費いらないじゃん?それに禁止したところでこういうのはいたちごっこになるから、むしろ逆手にとって積極的に利用したほうが得だと思うんだよね。
実際アーティストの一部にはそうしてる人たちもいるよね、桜エビ~ずなんかもライブの一部(あるいは全部)で「撮可タイム」を設けてたりするし。
まあ、そうは言ってもこれはあくまで観る側の言い分であって、アーティスト側の作品を汚されたくないという言い分を覆せるものではないかなとも思う。
ライブ中の撮影は禁止に、その代わり
ではどうしたらいいのか、ボクの考えは主催者側が生配信することだね。
それは、本格的な撮影機材を持ち込んでのLINE LIVEとかニコ生みたいなものじゃなくて、Twitterのぺリスコなんかで充分だと思う。
これに関してはももクロの川上マネージャーが時々やってるね、ライブに参加したことのある人ならそれを観てライブの疑似体験をすることもできる。
もちろんLINE LIVEでもニコ生配信でも、できるんなら全然やったらいいんだけどね。
その上で撮影は禁止にして、違反者には(データの抹消、出禁など)厳しく対処すればいいんじゃないかな。
フリーミアムという考え方
そもそもさ、いくらスマホの性能が向上したとはいえ、素人が撮ったしょぼい映像や音声で満足する人なんかいないよね。
でもね、そんなしょぼいものでも見た人の中には現場に行ってみたいって思う人は必ずいるわけ。
てゆうか、そう思う人のほうが多いんじゃないかな。
ボクがライブに足を運ぶキッカケになったのは素人さんの動画ではないけど、YouTubeで観た違法アップロードの動画だったしね。
実際にライブに参加したことがある人なら分かると思うけど、生で観るのと映像で観るのは全くの別物でしょ。
だから、映像を見ただけで満足することなんてないのよ、少なくとも5Gが普及するまではね。
そんなわけで、ライブの映像はどんどん出したほうがプラスになるよって話。
それは、基本的なサービスや製品は無料で提供し、さらに高度な機能や特別な機能については課金すという、フリーミアムと呼ばれるビジネスモデルと同じ。
音楽配信サイトではSpotifyがそれに当たる、Spotifyは基本無料で聴ける曲に制限もないんだけど、曲の再生中におすすめの曲や音声広告が流れたりするのよね。
だから、それを回避するためには課金する必要があるってわけ。
5Gがライブを変える
話はちょっと逸れるけど、5Gが普及したらライブのあり方も劇的に変わるよね、自宅にいながら現場と同じ体感が得られるようになるからさ。
そして、それはライブ参加へのハードルが下がることにつながる。
ライブには行ってみたいけど、現場に足を運ぶ勇気がないって人はけっこう多いはずなのよ。
それが、5Gの技術によってそういう人でも気軽に参加できるようになるし、アーティスト側は会場のキャパ以上の集客が可能となるので収益増となる可能性を秘めている。
なので、ファンとアーティストともにWin-Winだよね。
ライブ中のスマホによる写真、動画の撮影は是か非か?結論
話を戻して結論、ボクが思う解決策は桜エビ~ずのような「撮可タイム」の導入、もしくは主催者が一括する形での配信の2点だね。
ライブが作品であるという考え方からすると後者のほうがよりベターかな、そのほうがライブの流れを妨げないで済むから。
さて、あなたはどんな方法がベストだと思う?
ところで、BABYMETALの海外ライブでの動画撮影は禁止にはなってないのかな?日本では明確に禁止を謳ってるけど。
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